堂本光一 主演ミュージカル2100回達成!次は「2101回目に集中」 11・29大千秋楽は映画館でライブビューイング
KinKi Kidsの堂本光一(45)が主演するミュージカル「Endless SHOCK」が28日、福岡・博多座で通算上演2100回を達成し、国内演劇の単独主演最多上演記録を更新した。昼公演後のカーテンコールでは前人未到の節目を祝福されたが「とにかく夜公演を頑張ります。2101回目に集中しています」と先を見据えた。「SHOCK」シリーズは2000年から光一が主演を務め、今年でシリーズの終了が発表されている。
どれだけ上演回数を積み上げても“次の舞台”を考える姿勢に変わりは無い。節目となった昼公演後の2100回記念カーテンコールでも「とにかく夜公演を頑張ります。2101回目に集中しています」と約1時間半後の公演を見据えた。客席からの惜しみない拍手は笑顔で受け止めながらも、記念撮影時などの移動はテキパキ。「SHOCK」シリーズの恒例となっているお祝いのくす玉も、飛びつくように割って会場を沸かせた。
博多座への感謝は尽きない。2012年の初演から29日に迎える千秋楽まで、同劇場での上演回数は累計214回となる。「毎回思うんですが、すばらしい劇場。SHOCKができるのは帝劇、梅田芸術劇場、博多座しかないんですよ。舞台に関しても懐の深さというか。劇場スタッフの皆さんたちに、一つ一つ支えられながらやっている。幸せを感じています」としみじみ。この日のセレモニーでは、博多座初演の年に生まれた子どもたちから花束を受け取り、満面の笑みを見せた。
約1カ月にわたったラストイヤーでの博多座公演。休演日には光一が、希望者を集めて近くの温泉へショートトリップ。熱演の疲れを癒やすとともに、カンパニーの結束を高めてきた。
11月29日に東京・帝国劇場で、24年の歴史を刻んできた「SHOCK」シリーズも大千秋楽を迎える。既に最後の公演までチケットは完売。それでも「何らかの形で、多くの人に見てもらうことができれば」と光一たっての希望で大千秋楽の公演を、映画館でライブビューイングすることが決定。チケットが取れずに観劇を諦めるしか無かったファンにも、終演後の特別カーテンコールまでリアルタイムで楽しめる形を作った。
最後の公演を終えれば、前人未到の公演回数は2128回に達する。それでも「僕の中は、次の公演で頭がいっぱい」と目の前に迫る舞台を何よりも大切にする。一歩一歩を確実に、大団円へと突き進む。
◇「SHOCK」の軌跡
▼2000年11月2日
「MILLENNIUM SHOCK」開幕。堂本光一は帝国劇場史上最年少21歳の座長
▼09年3月12日
623回上演。森繁久弥さんの帝劇単独主演記録を23年ぶりに更新
▼13年3月21日
1000回上演
▼14年10月26日
1208回上演。松本幸四郎(現白鸚)の「ラ・マンチャの男」の1207回を超え、ミュージカル単独主演記録を更新
▼17年3月31日
1500回上演
▼21年2月1日
映画「Endless SHOCK」公開
▼24年1月20日
11月の公演で「SHOCK」終了を発表
▼同5月9日
2018回上演。森光子さんの「放浪記」2017回を更新し、単独主演記録1位に
▼同9月28日
2100回公演を達成