小泉進次郎氏が政策まともに答えなかった理由 東野幸治「本当のこと言えないから?分かってないから?」に識者「たぶん後者」

 政治アナリストの伊藤惇夫氏が29日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。小泉進次郎氏が自民党総裁選で当初、本命視されながらも失速した理由について分析した。

 番組では27日に行われた自民党総裁選について特集。1回目の投票で、181票を獲得してトップとなった高市早苗氏と154票で2位となった石破茂氏との決選投票に進んだが、当初、最有力とされていた小泉氏は136票で敗北した。

 お笑いコンビ三四郎の小宮浩信が「一番最初、テレビとかで見てたら、小泉さんがかなり勢いがあるというニュース…。あれよあれよという間に足踏みだったんですけど?」と失速の原因について尋ねた。

 伊藤氏は「スタートダッシュがよかったふうに見せてたのはメディアです。最初、メディアが徹底的に小泉さんにフレームアップしたんですよ。ですから関心がバーッとそこに集まったんですよね」と指摘した。

 小泉氏は議員票で候補者の中で1位となる75票を得た一方で、党員票では高市、石破両氏に大きく遅れを取り、61票しか獲得できなかった。

 党員票の少なさについて、伊藤氏は「最初からだいたい分かってた。2つ理由があって、ひとつは自民党の党員の方って、結構年齢層が高いんです。そういう人達から見ると、まだ若い。ちょっと経験不足じゃないかっていう思いが強かったのがひとつ」と説明した。

 もうひとつの理由として候補者間の討論会で見せた小泉氏の対応力に触れ、「政策に対して、まともに答えられない場面が結構あって」と話した。

 するとMCの東野幸治が「まともに答えられないのは、それ言われたらキツイから、なかなか本当のこと言えないから、言えないのか?分かってないのか?どっちなんですか?」と直球で質問すると、伊藤氏は「たぶん後者だと思います」とキッパリ。「小泉さんは、これまで議員同士の討論だとか、厳しい意見を言われるようなテレビ番組等に一度も出たことなかった。自分の弱点を知っていたのかもしれませんけど、今回否応なくやらざるを得なかった」と弱点を指摘した。

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