橋下徹氏、石破氏へ「筋論」連呼で早期解散を危惧 総裁選では慎重派だったのに「世論って一気に変わる」
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が30日、フジテレビ系「めざまし8」で、自民党の石破茂総裁が、衆院選について早期の解散を臭わせていることに「勝つために今までの筋論を曲げるのは…」と危惧した。
この日は1日に誕生する石破総理について特集。石破氏は、総裁選最中の討論会では、すぐの解散には慎重な姿勢を見せていたが、実際に総裁に就任すると、早期解散を臭わせている。早ければ10月27日投開票との見方もあると紹介した。
これに橋下氏は「これはまずいんじゃないかと思う」と危惧。「選挙に勝つには上昇気流、石破さんになって軒並み期待値が高まっている世論調査も出ている。早く解散して総選挙に打ってでるというのは、選挙に勝つためにはそうなんでしょうけど…」と言うも「(総裁選の)討論会でもすぐには解散しない、しっかり議論すると」と言っていたことを取り上げた。
橋下氏は29日の番組で石破氏、立憲民主の野田代表と「ご一緒させていただいた」とし「野田さんからはちゃんと議論しようと。石破さんも前向きに言っていた。石破さんは筋を通す姿勢だったり、自民党の時の政権への批判的なことを言うので、国民全体の期待値が上がっていた」と石破氏の人気の源泉を指摘。
にもかかわらず、急な解散は「今まで言っていた筋論を曲げるってなると、世論って一気に変わりますから。この期待値がしぼんでしまうんじゃないかと心配しています」とコメント。
さらに「今は支持率高いけど、明日はどうなっているか分からない。筋論を大切にして欲しい」と、何度も「筋論」を訴え、石破氏に呼びかけていた。