元TBSアナの画家・伊藤楓さん「悪目立ちしてしまった分、簡単に辞められない」 ドイツ在住3年

 自身3度目となる個展に向けた取材会に出席した伊東楓さん
 自身3度目となる個展に向けた取材会に出席した伊東楓さん
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 元TBSアナウンサーで画家の伊東楓さん(30)が30日、東京・京王百貨店新宿店で、自身3度目となる個展「伊東楓展 いつか訪れる最後の日まで」(10月1~6日)の取材会に出席した。

 21年に同局を退所後、ドイツに移住し画家に転身。同展では移住当初に書いた詩を元に29点の作品を展示・販売するが、当時は3年で画家を辞めるつもりだったという。

 「アナウンサーを辞めて、珍しい転身だっていう悪目立ちをしてしまった分、簡単に辞めるわけにはいかないなって自分で自分に負荷を掛けてた部分もあった」と説明。「気付いたら3年超えてて、終わりって自分が決めるもんじゃないなと思った」と、画家の道を追求することを決意した。

 個展のタイトルにちなみ、画家としての「最後」を問われると、「アナウンサーはやりきって辞めたから、どんなにその後の人生が辛くても、やっぱり戻りたいとはならない」とアナウンサー時代を回想。その上で、「画家を辞めるときも『やりきった』って言ってると思う」と想像した。

 今後については、3年過ごしたドイツから拠点を移すことを考えているという。「私はやっぱり画家だから、常に刺激を探し求める時に、ドイツってもう安定しちゃって。十分いたかな」と苦笑。「ポルトガルとか、アメリカとかいろんなところに興味があるから、1年くらいトライアルで住んで次を決めたい」とプランを明かした。

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