フジ退社の渡邊渚アナ PTSDだったと公表「生きているのが辛くて、身も心もボロボロでした」「痛みと恐怖」
8月いっぱいでフジテレビを退社した渡邊渚アナウンサーが1日、自身のインスタグラムを更新。PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたと公表した。
「長く向き合ってきた病気の専門治療が、予定より少し早く終了しました。やっといろんなことが終わって、ホッとしています」と切り出し、「これまで消化器内科・皮膚科・膠原病科など、様々な科にお世話になりました。中でも、長い時間をかけて治療した原因は、【PTSD 心的外傷後ストレス障害】を患っていたからです」と公表。「PTSDとは、生命を脅かされるような出来事によって引き起こされる精神疾患です。フラッシュバックや回避・解離、過覚醒、パニック発作など、様々な症状がありました。この1年4ヶ月、生きているのが辛くて、身も心もボロボロでした」と闘病を自ら説明した。
「当たり前にできていたことができなくなって、大事にしてきた仕事もできなくなって、残ったのはうまく動かない身体だけ。“死んだ方が楽だった””なぜ生きなければいけないのか”をずっと考えて、この先どれだけ治療をしても痛みと恐怖からは永遠と逃れられないのではないかと毎日苦しみました。記憶があまりない時期もあり、『このまま死んじゃうんじゃないか』と家族にも心配をかけました」と壮絶な日々を明かした。
退院後の日々についても「退院後の日常を取り戻していく作業も、できなくなったことと向き合わなければならず、本当にしんどかったです」と振り返った。
渡邊アナは、2020年に入社。23年7月から病気のため、療養。入院もしていた。
「今年の5.6月は特にパニック発作がひどかった」といい、「乗り物に乗れるのか、人がたくさんいるところに行けるのか。少しずつ距離を伸ばして、身近な人がいない状態でどこまで耐えられるのか、毎日小さな目標と実験を繰り返してきました」。そして「先日PTSDの専門的な治療が終わり、やっと日常生活に不安がなくなって、笑顔で過ごせるようになりました」と報告した。
長文のメッセージの最後には「※複雑性ptsdではありません。両親から虐待されたなどの事実もありません。安易な憶測によって家族への誹謗中傷が起きないよう、あえて記します」と締めくくっている。