子宮頸がん闘病中の古村比呂 女優業は「難しい」も復帰へ意欲 現在も6週間に1回抗がん剤

 女優の古村比呂(58)が3日、都内で行われた「エムスリー総研主催 子宮頸がんワクチンに関するメディアセミナー」に出席。子宮頸がんの再々再発で現在も闘病する当事者という立場から、子宮頸がんワクチン接種の重要性を訴えた。

 古村は2012年に偶然の検査で子宮頸がんを発見した。子宮を全摘したが、17年3月に再発が発覚。放射線と抗がん剤治療を受け、医師から寛解と言われたが、同11月に再再発。抗がん剤治療を受けたが、23年1月に再々再発が発覚した。

 華やかな笑顔を咲かせて登場した古村だが、現在も6週間に1回抗がん剤で治療中。PET検査ではがんは見つかっておらず、「何が起こることは分からないので、受けられるだけ続けていきましょうという状況です。今回の薬に関しては(自分に)合っているようです」と現状を説明した。

 女優業は「今のところは難しい状況」としながらも、復帰の意欲については「もちろんです!」と笑顔。「がん治療が進んでいるということが一つの光になっている。罹患を公表する人が増えている。一人じゃないと思うし、交流会をやっていると新たな出会いもできている。支え合いもできている。人との交わりで支えられている部分もある」と活力を明かした。

 12年間がんと向き合い続けており、子宮頸がんワクチンについて「私は接種していないけど、子宮頸がんが分かった翌年にワクチン積極的勧奨が始まった。子宮頸がんが予防できるんだとうらやましかった」と語った。子宮頸がんワクチンの接種で80~90%の予防が可能とされているが、接種が進んでいない現状がある。古村は当事者として「今思う事は、子宮頸がんと予防と検診の違いというのを理解した方が良い。私たち世代は頸がんになった時は、検診で予防できると学んできた。頸がんと向き合った時に予防と検診は違うとショッキングだった。予防できるのはワクチン。検診はあくまでも発見なんです。違いをしっかり分かっていたら、向き合い方も違う」と訴えた。

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