コワモテ俳優 仰天の俳句優勝に「マジかぁー!?」繊細な言葉選びに夏井先生大絶賛「マジで泣きそう」浜田雅功もビックリ
俳優の的場浩司が2日放送のTBS「プレバト」3時間SPに出演。俳句のタイトル戦で初優勝した。
特待生3級の的場は、永世名人の梅沢富美男、千原ジュニア、FUJIWARA藤本敏史らにまじって、秋のタイトル戦「金秋戦」に出場した。
的場といえば、デビュー時からコワモテの役が多い。この日もサイドをガッツリ刈り上げ、銀縁メガネにストライプの3つ揃いのスーツを着て、雰囲気はまんまインテリ反社だった。
それでも、発表前には緊張で顔をこわばらせ、MCの浜田雅功から優勝者として名前を読み上げられると、目を見開いて「マジかぁー!」と絶叫し、天を見上げて感無量の表情を浮かべた。
自身が撮影した、島根・隠岐諸島の海に暮れる夕日を題材に詠んだ句は、
「三日月や 真朱(まそほ)の隠岐に 藍の波」
的場は「この景色を見たときに、本当に美しいなと思って、夕暮れをただ夕暮れとか赤とか表現したくなくて、この句を聞いた人にも三色(三日月の黄色、夕暮れの朱色、海の藍色)が伝わるように詠みました」と思いを言葉にした。
浜田もビックリの結果だが、俳人の夏井いつきさんは、繊細な調べに「美意識が言葉に入っているけど、破綻せずに言葉だけでさらりとスケッチできる。一言一句、ここに置くべきだという位置に、選び抜かれた言葉が置かれている」と最大級の賛辞を送った。
「人生の夢は、(タイトル戦優勝者が掲出される)肖像画になること」と話していた悲願を叶えた的場は、「マジで泣きそうなんだけど」とこみ上げるものを必死におさえていた。