SKE48・熊崎晴香 毎回CDセールス更新「流れを止めたくない」 33枚目シングル「告白心拍数」で念願の初センター

 初センターを務めるSKE48の熊崎晴香(C)2024 Zest, Inc. / AMC
 SKE48の最新シングル「告白心拍数」のジャケット写真(C)2024 Zest, Inc. / AMC
 SKE48の最新シングル「告白心拍数」のアーティスト写真©2024 Zest, Inc. / AMC
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 SKE48の熊崎晴香(27)が33枚目のシングル「告白心拍数」(10月2日発売)で初センターを務め、グループをけん引する。在籍11年以上で言い続けてきた目標をかなえ、「ありがたいことに毎回CD売上枚数を更新している。流れを止めたくない」と初センターの決意をにじませた。

 明るい笑顔に時折、初センターとしての自覚がのぞく。「私自身も諦めそうでモヤモヤしていた時期もあったけど、ずっと目指していた場所だったのですごくうれしい」と喜びつつ、「プレッシャーはもちろんある」と気を引き締めた。

 当初はセンターの夢はなかった。目指すきっかけは初お披露目の劇場公演を見に来た母親から「どこにいるのか分からなかった」と言われたこと。「悔しくて」と振り返り、「自分もいつかセンターに立ちたい」と目標のポジションとなった。

 憧れは圧倒的な存在感を放っていた松井珠理奈(27)だった。ただ、熊崎は「自分には圧倒的オーラはない」と苦笑いする。「初期の頃はライブ帰りのバスに置いていかれ、東京から仕事帰りの新幹線では私だけ名古屋で(寝ていて)起こされず終点まで行ってしまったこともある」と言うほど。だからこそ「負けず嫌いな気持ちが出てきて『絶対何かやってやろう』。私は周りを明るくすることはできる」とパフォーマンスを誰よりも大きく目立つことを意識。ステージ以外でも大好きな野球や競馬を仕事につなげている。

 SKE在籍時の松井から後輩らへの「センターになりたい子いないの?」という問いかけに唯一、熊崎が迷いなく手を挙げていた。「やる気と根性があるなって言っていただいた。ずっと熊ちゃんのセンターが見たいって言ってくださって、その言葉が支えになっていた」と感謝し、今でも食事や岩盤浴に行って語り合う仲だという。

 SKE48は10月12日から3日間、16周年コンサートの開催を予定。2月に発売した前作「愛のホログラム」はAKB48の「カラコンウインク」を上回るセールスで48グループでは初めて地方拠点がAKBを超えた(9月末現在)。今回の最新シングルでは手首を握るポーズの“脈拍ダンス”も特徴的。「アイドルでいる以上は全員がライバル」と力強く語った。

 ◆熊崎晴香(くまざき・はるか)1997年8月10日生まれ。愛知県出身。2012年11月、SKE48第6期生オーディションに合格。13年にお披露目された。学生時代はソフトボールを経験。趣味は競馬、スポーツ観戦。プロ野球は中日ファン。メンバーカラーは赤・紫。血液型O。身長160センチ。

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