増田惠子「誰にも言えなかった」夫の死の3日後ライブ 3月膵臓がん判明、4月肝臓転移で末期、抗がん剤治療受けず
元ピンク・レディーで歌手、タレントの増田惠子(67)が7日、ブログを更新し、夫・桑木知二さんが8月21日に膵臓がんで亡くなったことを明かした。70歳。今年3月に膵臓がんでステージ2bと診断され、4月初旬にはステージ4で末期だったという。誰よりも増田が歌う姿が大好きだった夫の死を公表せず、3日後の8月24日には横浜でライブを行っていた。
増田はブログで「過日、8月21日の夜、夫 桑木知二が永眠しました。膵臓癌でした。最期の三時間、ずっとトモの手を握って声を掛け続け、看取ることが出来ました。悲しかったけれど、痛みから解放されたトモの安らかな顔が、私を静めてくれました」と夫との別れを伝えた。
「今から思えば・・・変調があったのは昨年の5月。一緒に歩いていて息が上がり先に行ってと・・・運動不足じゃない?そうだね!と笑って話してた」と振り返り、今年2月には物が二重に見えることから脳ドックと眼科を受診したが、原因は分からなかったという(※のちに物が二重に見えるのは橋本病と診断される)。「3月6日、主治医の大学病院で検査をした結果、思いもよらぬ膵臓癌が見つかった」と報告した。
膵臓がんは、ステージ2bだったが、4月初旬には「肝臓への転移が判明してあっという間にステージ4の末期」と診断された。医師からは抗がん剤治療を受けなければ4カ月、受ければ13カ月と説明されたが、「命の長さではなく、生活の質を選ぼう!」と治療を受けない選択をしたという。桑木さんは5年前に初期の肺がんを切除していたが、抗がん剤治療の必要もなく、その後の検査でも異常はなかったという。
亡くなった8月24日のライブは「トモが癌になった事、そして三日前に亡くなった事。誰にも言えませんでした。私が壊れそうだったから。誰にも言いたくなかったです。ファンの皆さんも、たったひと時を楽しみに現実を忘れて夢の世界に浸る為に来て下さるのだから」と悲しみをこらえてステージに立ったことも明かした。
増田は44歳の時に桑木さんと結婚していた。