お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二（４１）が７日、吉本興業のマネジメント契約を解除された。斉藤はこの日、７月にロケバスの中で２０代女性に性的暴行を加えたとして、警視庁に不同意性交などの疑いで書類送検された。捜査関係者によると「軽率な行為で、相手や自分の家族に迷惑をかけ、反省している」と容疑を認めているという。ジャンポケは今後、残された太田博久（４０）とおたけ（４１）のコンビで活動していく。一方、斉藤の妻でタレントの瀬戸サオリ（３６）はＳＮＳを更新し、斉藤についての報道の一部を否定した。

　売れっ子トリオの人気頭だった斉藤には、東京都新宿区に止まっていたロケバスの中で、女性に性的暴行を加えた疑いがもたれている。当時、車内では女性と２人きりだった。女性は「許すことは絶対にできません」と話しているという。

　吉本興業は「重大な契約違反の疑い」があるとしてマネジメント契約の解除を発表。公式サイトで「遺憾であり、大変重く受け止めています。被害に遭われた方をはじめとする関係者の皆さまに深くおわびします」と謝罪した。これまで弁護士の助言を受けつつ事実確認を行っていたが、この日、斉藤とも協議の上で契約解除に至ったと説明している。

　斉藤を巡っては９月２０日に「先月来、入院するなど体調不良が続いていたが、本人から当面の活動を休止したい旨の申し入れがあった」と発表されていた。その後、レギュラー出演していたテレビ東京系「ウイニング競馬」や日本テレビ系「ＺＩＰ！」などを降板。臆測を呼んでいた。

　ジャングルポケットは２００６年に結成。１６年の「キングオブコント」で準優勝するなど人気、実力を兼ね備え、中でも斉藤は「ハァイ！！」「ウザ～イ」「ナイスですね」などのギャグを持つ筆頭株だった。

　１７年に瀬戸と結婚。１９年には第１子となる男児が誕生している。一方で２３年に２度の不倫疑惑を報じられており、バラエティー番組ではスキャンダルをネタにイジられる様子も放送されていた。

　ジャンポケは今後、コンビとして活動を継続。９日に２人で都内の劇場に出演する。ネット上では、ＴＢＳ系「水曜日のダウンタウン」の解散ドッキリ企画で２０１８年に「もしも斉藤が脱退したら？」を描いた回が“現実”になったと話題になっている。トリオの“じゃない方芸人”だった２人だが、太田はネタ作りを担当。おたけは実家のもんじゃ焼き屋との二刀流で活動している。