自民党非公認問題 菊間千乃氏「有権者が許すかの問題」羽鳥アナ「石破さんが責められることじゃない」
元フジテレビで弁護士の菊間千乃氏が8日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、石破茂総理が、自民党裏金議員の一部を非公認にするとしたことに言及。非公認は選挙の戦い方も苦しくなるが「有権者からするとその方がいいことじゃないかなと思う」と述べた。
番組では、石破総理が裏金議員の一部を非公認とするとしたことで、公認議員と非公認議員での選挙での戦いの差を具体的に紹介。公認議員は政見放送が行えるが、非公認は政見放送はなく経歴放送のみ。選挙カーも公認は複数台利用できるが非公認は1台。ビラの数も少なく制限されると紹介した。
ハード面ではかなり厳しい戦いを強いられることになるが、菊間氏は「有権者からするとその方がいいことじゃないかなと思う」と切り出し「そうはいっても現職なんだから、新人よりも顔も名前も知られてるだろうし、地元できちっと政治活動してきたってことと、裏金のことをきちっと説明して、ここで有権者が許すか許さないかの判断。それぞれの地元できちっともう一回やり直せって応援してもらった人が国会に戻ってくるということなんだろうなと思う」と、しっかりとした政治活動と説明があった人ならば非公認でも国会には戻ってこられると指摘。
それを聞いた羽鳥慎一アナは「党内事情はもめている感じですが、よく考えたらそりゃそうだろうって」といい、菊間氏も「自民党で処分したのは自民党の中の話であって、国民は納得していない人が非常に多い。それぞれの地元が自分たちの代表として、この人で本当にいいのか?って示す意味ではいいことではないか」とコメント。これに羽鳥アナも「石破さんが責められることじゃないのかなって」と同意した。
早大ビジネススクール教授の入山章栄氏も「私もそう思う。極めて健全」と述べていた。