非公認にされた裏金議員が「いい加減にしろ」ついにTVカメラの前で 石破首相に怒りの旧安倍派、抗争激化か 首相は「大変辛い決断」

 石破首相
 衆院解散を前に党首討論を行う石破首相(左)と立憲民主党の野田代表
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 自民党は9日、裏金事件に関係した議員らのうち、新たに旧安倍派の6人の議員を追加し、計12人を衆院選で非公認とすると決定した。

 国会で行われた党首討論では、立憲民主党・野田佳彦代表が「大半が公認じゃないか」と追及。石破茂首相は「私自身2回無所属で戦いました。公認がないことがどんなに辛いことか百も承知しております。そこにおいて公認しないという決断を致しました。大変つらい決断。少ないとおっしゃいますけれども、それがどれほど厳しいものか。よくよく判断したうえのこと。これが甘いとか、いいかげんであるとか、一切考えておりません」と述べた。

 野田代表が「批判が強いから、厳しいような対応に見せているのではないか」と指摘すると、石破首相はこれまでの報道をさして「全員を公認するとか、全員を(比例)重複で認めるとか、あるいは誓約書を取るとか、私はそのような事を申し上げたことは一度もございません」と述べた。

 テレビの複数の夕方ニュースでは、非公認と発表された旧安倍派議員が報道カメラに囲まれて「正直、いい加減にしろという気持ちはありますけれども」として、非公認となった判断理由が分からないと述べる場面が放送された。

 同日に衆院解散。石破首相と旧安倍派の対立と、選挙後の抗争がささやかれている。

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