SUPER EIGHT エイターへ「幸せをくれて、本当にありがとう」感謝の20周年25曲を熱唱

 歓声に応えるSUPER EIGHTの(左から)横山裕、丸山隆平、村上信五、安田章大、大倉忠義(撮影・伊藤笙子)
 
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 SUPER EIGHTが10日、横浜アリーナで「超アリーナツアー2024 SUPER EIGHT」の神奈川公演最終日を迎えた。2月に改名してから初となる全国ツアーで、全6都市16会場を巡り、計17万1000人の動員を見込む。全国デビューから20年目の節目を9月に迎え、新たなスタートを切った5人は、周年メモリアルアルバム「SUPER EIGHT」を引っさげて全25曲を熱唱した。

 真っ赤な衣装に身を包んだ5人が舞台下からせり上がって見参すると、1万5000人で埋まったアリーナが揺れた。割れんばかりの喝采を浴びながら「カカッテコーゼ」で開幕すると、大倉忠義(39)は「横アリラスト!盛り上がってくれるかい!?」と呼びかけ、ファンも声援で応えた。

 SUPER EIGHTの魅力が詰まっていた。旧グループ名義として最後のシングル「アンスロポス」などを披露したバンドセクションでは、ツアー開始当初の8月は右手を負傷していた安田章大(40)も軽快に演奏。14年発売の「オモイダマ」では高校生と舞台上でセッションし、横山裕(43)はステージに上がる学生たちに「悔いのないようにやろうね。よろしくお願いします」と優しく言葉をかけた。

 04年のデビューから20周年。MCでは息ピッタリの掛け合いで盛り上がった。安田と丸山隆平(40)が、デビューから日が浅い時期の公演で見せていたコント「扇風機」を届け、会場は大爆笑。

 5人でデビュー直後の思い出を語るトークでは、大倉が「あの時はまさか(メンバーが)半分くらいになるとは思っていなかったよね」と心境を吐露した。初期のライブを見に来たファンに挙手を求めると、人数の多さに驚いた村上信五(42)が「国が許すならお小遣いあげたいわ。あかん、ぐっ、てきてまう」と感謝を伝えた。

 安田は「ここまで来られたのは、ホンマにみんなのおかげやぞ!」と、コール&レスポンスを行い「これがSUPER EIGHTとエイター(ファンの呼称)との確かな絆だ」と叫んだ。

 カッコよさと笑いと感動が詰まった2時間超のステージ。終盤のあいさつで代表としてマイクを握った安田は「幸せをくれて、本当にありがとう」と、5人が共通して胸に持つ気持ちを伝えた。

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