「ドラえもん」大山のぶ代さん死去 90歳 老衰で 7月にはのび太・小原乃梨子さんも死去
国民的アニメ「ドラえもん」でドラえもんの声を担当した声優の大山のぶ代さんが9月29日に老衰のために亡くなっていたことが11日、関係者への取材で分かった。90歳。
所属事務所が公表した文書によると、すでに親族による密葬で葬儀は済ませたという。
大山さんは1956年にNHKドラマでデビュー。独特のハスキーボイスを生かし、声優の仕事が増え79年に、テレビ朝日系「ドラえもん」の声を担当。以来、約26年という長きに渡って、多くのファンに愛されるキャラに声を吹き込んだ。「サザエさん」の初代カツオ、「ハクション大魔王」「のらくろ」などの声も担当した。01年に直腸がんが発覚し、のちに「ドラえもん」降板のきっかけとなった。
プライベートでは、俳優の砂川啓介さんと結婚。おしどり夫婦として知られた。砂川さんは17年7月に死去。大山さんは砂川さんが亡くなる前年に施設に入っていた。
「ドラえもん」では、やはりのび太の声を担当した小原乃梨子さんが7月に亡くなったばかりだった。