１３日、ＴＢＳ系「サンデー・ジャポン」が放送され、番組冒頭で同局の良原安美アナウンサーが前週の放送内容について謝罪した。

　良原アナは「１０月６日放送の石破新内閣に関するＶＴＲで誤りがありました」と切り出した。「元衆院議員の金子恵美さんにインタビュー取材をした際、金子さんが『物議を醸すことも結構言っていたので、今まで一政治家で言えていたことが閣内に入ってどこまでいうのか。それがまた言い過ぎて、閣内不一致になるかもしれないから、要注意人物ではあると思います』と発言した部分は、村上総務大臣について発言したものであるにもかかわらず、三原大臣に対する発言と誤って伝えてしまいました。おわびして訂正致します」と頭を下げた。

　６日の同番組では、石破内閣について元衆院議員の金子恵美氏をインタビューしたＶＴＲを放送。その中で、こども政策担当相に起用された三原じゅん子氏に対して「後輩にも配慮する議員だと思いますけど」と話した後に、「ほんとに、いち政治家として物議を醸す」などと、金子氏があたかも三原氏について話しているような編集がなされていた。

　８日放送の同局系「ひるおび」で、江藤愛アナウンサーが番組内で「ここで訂正です」と切り出し、「サンジャポ」の放送内容について異例の謝罪。「物議を醸す」政治家の部分について、村上誠一郎総務相について発言したものであったと説明した。サンジャポの公式サイトでも同様の訂正文が掲載された。

　これを受けて、金子氏も８日に自身のブログでこの件に言及。「①私が三原じゅん子先生から「めぐ」と言って可愛がってもらっている。②にも拘わらず、三原先生のことを「要注意人物」と言っている。これでは私がまるで恩知らずで、なんと不義理な女だ、となりますよね。私も正直言って驚きました」などとコメント。「私がインタビューで申し上げたのは①と②の間に、別の閣僚（村上誠一郎総務相）のことを指して「要注意人物」だと。村上総務相と自民党総務会で同じ総務メンバーだった時の印象をもとに指摘したのですが、その部分はカットされてしまいました。これでは主語が異なり、私の本意ではありません」と、発信する騒動に発展していた。