75歳ジャパネット高田明氏 変わらずはつらつ 長崎に新施設開業セレモニーに登場 長男・旭人氏を絶賛「100倍早い経営」
通信販売大手「ジャパネットたかた」の創業者で前社長の高田明氏(75)が14日、長崎県長崎市にこの日開業した複合施設「長崎スタジアムシティ」のグランドオープンセレモニーに出席した。同所は、長崎県佐世保市に本社を置く「ジャパネットグループ」が、東京ドーム約1・5個分の土地に総事業費約1000億をかけて開発した。
ジャパネットの社長の座は、長男で「ジャパネットホールディングス」の代表取締役兼CEOでもある高田旭人氏に引き継がれている。
それだけに高田氏は「私はきょうあいさつをすべきかどうか非常に悩みました、社長を退任して10年目を迎えるんです」と説明。一方で「その間、もう100%(旭人氏に)任せました。やってくれましたね~!」と長崎の新たなシンボル誕生に、誇らしげな様子を見せた。
また「私も本当にスピードを持って経営をしたつもりですけど、私よりも100倍ぐらいと言っていいくらい、走り続けている社長が新しく誕生して驚いております」と旭人氏を絶賛。「ここに全国の皆さんに誇れるスタジアム・シティができたということは感無量でございます」と喜びも口にした。
先日、日本全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞したことにも触れ、「本当にうれしい」と心境を吐露。その上で「皆さんと一緒に頑張って平和な世界を作っていきたい」とした高田氏は「こういう施設ができたことが(平和への)第一歩だと思う」といい、「長崎の地から日本を元気にしましょう!」と年齢を感じさせない、はつらつとした様子で熱く呼びかけていた。
この日は、長崎スタジアムシティ内のスタジアムやアリーナ、ホテルなど計5つの施設をつないで、日本最長となる約5キロとなるテープカットを実施。1014人が参加し、盛大に行われた。