高橋由美子50歳「容姿が若く見られがち」で悩む
女優・高橋由美子(50)が14日、大阪市内で舞台「Silent Sky」(10月18日~27日、東京・俳優座劇場。11月1日~4日、大阪・ABCホール)の取材会に出席した。
日本初演となる同作は、1900年代前半に実在した米国の天文学者、ヘンリエッタ・スワン・レヴィットの物語。高橋は主人公の妹で、音楽を愛しあたたかで家庭的なマーガレット役を演じる。今回はピアノの演奏、賛美歌の独唱に挑戦。ピアノに関しては「譜面の読み方も分からなかった」という状態から始め、週1回のレッスンと、自身で購入した電子ピアノで家でも猛練習したという。
今年1月には50歳を迎えた。これまでは「40代の時が一番、自分がやってみたい役といただける役のギャップを埋める作業が結構自分の中では難しいなと思う部分もあった。自分はもっと年齢が上なのに、だからこそ上の人がやっているような役をやりたいなと思ってもやっぱり容姿が若く見られがちなこともあったので、どうしても若い役が多くて」と苦悩も告白。
今回も妹役ではあるが、「すごく中身の強い、妹役で若いのは若いけど、作品の中身の芯がすごく深く描かれている作品に50を機に出会えたのは次のステップにつながる。役作りに関しても、みんなでディスカッションしながら、そういうやりとりがきちんと自分の中でできるようになって、新しい高橋由美子になってきた」と笑顔で語った。