フジ・原田葵アナ アイドルから転身2年目の現在地 「挫折は毎日」も「同じ失敗繰り返さない」 「めざまし」「ぽかぽか」出演
フジテレビ入社2年目の原田葵アナ(24)が、着々と経験値を積み重ねている。朝の情報番組「めざましテレビ」(月~金曜、前5・25)でキャスターを務め、バラエティー番組「ぽかぽか」(月~金曜、前11・50)では木曜日レギュラーに。4月からスポーツ番組「MONDAY FOOTBALL みんなのJ」(月曜、深夜0・25)で進行も任され、次代の看板アナとしての期待を一身に背負っている。社会人2年目となった原田アナに、その現在地と将来像を聞いた。
明るい笑顔でお茶の間を照らす原田アナも、画面の裏では社会人2年目らしく、日々もがいている。アイドルからアナウンサーに転身し、23年にフジテレビへ入社。「『表に出る事は慣れているでしょ?』と言われるけれど、全く違う事をやっている。社会人としてのマナーもルールも正直、分からなかったので、学ぶ前にポンッと社会に出た感覚に近くて。緊張しっぱなしで『どうしたら良いのか…』という所から始まりました」。周囲から期待されて入社しただけに、ギャップで苦しんだ日々もあった。
「挫折は毎日です!」と話しつつ、自分の「ゼロベース」を受け入れ、素直に質問&吸収することを大切にしている。
入社後、一番の失敗については「漢字の読み間違いですね。読み間違えたら、きちんと言葉を覚えないといけないなと思って、たくさん調べます!同じ失敗は繰り返さないように」と苦笑い。失敗しても、次へつなげる努力は決して忘れない。
現在は情報番組、バラエティー番組、スポーツ番組とさまざまなジャンルを任されるまでに成長。「『めざまし』は朝の忙しい時間にご覧になっている人も多いので、聞きやすさを意識していますね。自分の思いを伝えるよりしっかりと情報を届けられるように。『ぽかぽか』はその場の空気が大事。生放送で時間が限られていて、次へ進めないといけない時もあります。進行中の話題から、次の話題にどうつなげられるかを常に考えています」。番組ごとに意識するアンテナを変え、制作側の意図もくんで進行に努めている。
朝の情報番組を担当しているだけに、深夜2時起きの日もある。不規則な生活の中での“癒やし時間”を問うと、「ご飯を食べる時間です。腹が減っては戦ができぬ!この言葉に尽きますね」とおちゃめに笑った。「どうしても生活リズムも不規則で睡眠時間が短くなってしまうこともありますが、5分あればご飯は食べられるので、時間がなくても眠くならない程度にしっかり食べて、隙間時間に寝ます」。食事でパワーチャージし、カメラ前でしっかりと言葉を紡いでいく。
入社2年目でアナウンサーとして発展途上中。「話す環境によっても、カメラを通すとすごく変わるんですよ。毎回オンエア見返して、どのテンションがいいのだろうかと。どのボリュームが合っているのだろうかと探っています。オンエアを見返すのは本当に嫌なのですが」。自分と向き合い続ける原田アナが目指すアナウンサー像は「素直にまっすぐ伝えられる伝え手でありたい。真っすぐ伝える事によって、視聴者が聞いていてもうそ偽りのない、信頼できると思ってもらえるようなアナウンサーになりたい」。理想に近づくべく、失敗を恐れずに日進月歩で進化中だ。
◆原田葵(はらだ・あおい)2000年5月7日生まれ。東京都出身。法政大学社会学部卒。22年8月まで櫻坂46のメンバーとして活動し、23年4月にフジテレビ入社。趣味は旅行、カメラ。特技は暗算、早着替え。最近ハマっている事は編み物で、「ポーチ、バックなどの小物を作っていたけど、最近は洋服を編んでいます。裁縫は得意ではないけど、隙間時間で編み物をずっと編んでいます」。