【山田美保子のミホコは見ていた】手越祐也、4年ぶりイッテQ!の評

 13日放送の「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)に手越祐也が4年ぶりに出演したことにファンが沸いている。平均世帯視聴率は前回放送分(9月29日)から3・6ポイントも上昇した。

 同日は全編が「世界で一番盛り上がるのは何祭り? in イタリア」で、“お祭り男”宮川大輔に内村光良を加えた6年ぶりの「男3人祭り」に選ばれたのは、うなぎ舟レースだった。

 冒頭、趣味のフットサル場に姿を現した手越の背後から、宮川が巨大な虫取り網で捕獲するところからロケはスタート。驚く手越とほぼ同時に嬉し泣きをし始めたのは宮川で、ロケ中は事ある毎に感極まっていたものだ。

 初日の夕食の際には、以前、宮川と番組スタッフがタイの祭りでロケをしていたとき、たまたまプライベートで訪れていた手越に遭遇したことが明かされた。「次、手越くんと会うときは、一緒に内村さんと3人で『わっしょい』って言って手越くんを必ず俺は迎えに行くから」と宮川に言われ、「ホントに有難くて」と内村に伝える手越の横でまた泣く宮川だった。

 その後も「ただただ幸せっす」「反省すべきことは反省し」などと振り返った手越を共演者らは「大人になった」と評価。レースを実況した蛯原哲アナや、ナレーターの立木文彦氏のテンションも上がりっぱなしだった。その一方でネットでは、「面白くなくなった」「視聴率獲得のために利用された」や、スタジオには姿がなかったことに「まだ様子見の段階」と悲観的にみる声もあった。

 手越が居なかった4年間といえば、コロナ禍により、多くのロケ番組や、いわゆる街ぶら番組は窮地に立たされた時期だ。全員がマスクを着用し、マイ・アクリル板を小脇に抱え、従来通りの企画に取り組むも力尽き、大幅な企画変更を余儀なくされたり、終了してしまったりした番組も少なくない。「世界の果てまで」とタイトルにつく「イッテQ!」は文字通り海外ロケが売りだったが、長期にわたり叶わず、スタッフや共演者が一丸となり、国内ロケや室内ロケで凌いできたものである。

 そこに自分が居ないことへの無力感や情けなさ、そして淋しさを感じていたと思われる手越。彼の成長には、「イッテQ!」の共演者やスタッフ、視聴者の存在が深く関わっていたというワケだ。

 もう一つ、この1年程で芸能界やテレビ界が、いい意味で変化していることも手越の復帰に大きな影響をもたらしている。恐らく、スタジオ復帰も、そう遠くはないのだろう。やはり手越祐也には「イッテQ!」がよく似合う。

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