NHK稲葉会長 旧ジャニ所属タレント起用再開を明言「本日16日を持って起用依頼を可能とする」
NHKの定例会長会見が16日、都内のNHK放送センターで行われ、稲葉延雄会長が旧ジャニーズ事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENT所属のタレントについて、番組起用を再開することを明言した。
NHKは、旧ジャニーズ事務所創業者ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、所属タレントへの新規の出演依頼を当面行わない方針としていたが、稲葉会長はこの日の会見の冒頭に「本日16日をもって番組制作の現場の判断で、STARTO ENTERTAINMENTのタレントの起用依頼を可能とする」とコメント。被害者への救済や、旧事務所から名称が変更されたSMILE-UP.社とSTARTO社との経営分離などを確認し「総合的な判断」とした。
今年末の紅白歌合戦への出演オファーも可能となったが、稲葉会長は「今回の決定は、紅白歌合戦に向けたものではないが、本日をもって制作現場の判断でSTARTO ENTERTAINMENT所属のタレントとの出演契約が可能となるということです」と話した。