近藤真彦 美空ひばりさん像移設除幕式に出席 「あのおばさん、歌うまいね」衝撃エピソードを回想

 除幕式に出席した(左から)徳光和夫アナウンサー、近藤真彦、石井ふく子氏、加藤和也氏
 除幕式に出席した近藤真彦
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 1989年に死去した歌手・美空ひばりさんのブロンズ像が福島県いわき市の雲雀乃苑に移設され17日、除幕式が行われた。式典には歌手の近藤真彦(60)、美空さんの長男・加藤和也氏(53)らが出席した。

 関係者によると、像は1994年に制作され、京都太秦映画村(京都市)の資料館などに展示されてきた。今年春の閉館に伴って別の場所に移すことになり、胸の前で手を組む姿が犠牲者を悼むように見えることから、東日本大震災で甚大な被害に遭ったいわき市が移設先に選ばれた。

 雲雀乃苑から見える塩屋埼灯台は、美空さん最後のレコーディング曲「みだれ髪」の舞台となっており、88年には同曲の歌碑も建てられている。近藤は、像を愛しそうに眺め「うれしい気持ちはもちろんなんですが、ちょっと寂しくなったのも本音ですね。あとは、もうずっとここに居てほしい」とつぶやいた。

 デビューしたばかりの頃に、歌謡界の女王として君臨していた美空さんに「あのおばさん、歌うまいね」と言い放ち、周囲を凍り付かせたという衝撃エピソードを回想。美空さんは「最近は歌うまいなんて言われることがなくなっちゃったから」と笑顔で応じてくれたという。近藤は「楽屋におじゃまして。おいしい、おいしいお弁当をいただき」と懐かしみながら「ひばりさんの歌を聴くと、あの時代に戻れますね」としのんだ。

 生前を振り返り、和也氏は「美空ひばりとしてステージに上がる前と、数分前に一緒にいた時とまるで違う人なんです」としみじみ。「お母さんが2人いた感じ。寂しいけれど、あれだけの方たちを喜ばせてるんだっていうのが私の誇りでした」と、偉大な功績への敬意を語った。

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