西田敏行さん死去に“五人会”悲痛 松崎しげる「悲しい、虚しい、悔しい」 長年交流の盟友
映画「釣りバカ日誌」シリーズやNHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」「翔ぶが如く」などに主演し、温かみのある演技で親しまれた俳優の西田敏行(にしだ・としゆき)さんが都内の自宅で死去したことが17日、分かった。
西田さんは生前、年齢が近く親交の深い松崎しげる(74)、柴俊夫(77)、田中健(73)、22年に亡くなった志垣太郎さんと“五人会”を結成していた。幾度となく集まり近況などを語り合い、またチャリティーコンサートを開くなど長年にわたって交流を深めてきた。
松崎は「売れる前からずっと一緒に過ごしてきた仲間が…体の一部が剥ぎ取られたみたいに悲しい、虚しい、悔しい…」と思いをつづり「西ヤンが頑張っていたから僕も頑張ってこれたのに…先に逝かないでよ、、、西ヤン」と悲しみの深さをうかがわせた。
柴は事務所を通じてコメントを発表。「今は半世紀前の出会いが脳裏をよぎりました」とし「まだ、まだ早いでしょう、西やん」と沈痛の思いを吐露。「又皆で楽しい時間を過ごそう!同じ年月を重ねながら育んできた素晴らしい人間性、そして、それを根幹としての役者、エンターテイナーの西やん、私の誇りでした」と天国の西田さんに語りかけた。
田中は自身の公式ブログを更新。9月24日に集まった際の写真をアップし「たくさん食べて、多いに飲んで至って元気だった」と述懐。「若い頃からたくさん遊んで、歌って飲んでいました 五人会が三人会になってしまった」と寂しさを隠せず「早すぎだよ、西やん。早すぎだよ。今日も仕事だったと聞いたよ」などとつづった。