映画「釣りバカ日誌」シリーズやＮＨＫ大河ドラマ「八代将軍吉宗」「翔ぶが如く」などに主演し、温かみのある演技で親しまれた俳優の西田敏行（にしだ・としゆき）さんが都内の自宅で死去したことが１７日、分かった。

　西田さんは今月８日に都内で行われた映画「劇場版ドクターＸ」の完成報告会見が最後の公の場となった。同席した同作主演の米倉涼子（４９）は自身のインスタグラムのストーリーズを更新。「西田さん　突然の訃報に接し、言葉もありません…一昨日　写真をのせるからね！と話したばかりなのに。悲しすぎて　悲しすぎて　まだ信じられません」とつづった。

　さらに「撮影後に西田敏行さんにスッポンの唐揚げ　ごちそうになりました」と、唐揚げを前に笑顔を見せるツーショット写真を投稿した。

　西田さんは、米倉主演の人気ドラマシリーズ「ドクターＸ～外科医・大門未知子～」に蛭間重勝役で出演している。

　同シリーズを放送するテレビ朝日は「アドリブを交えた丁々発止のやりとりが特徴で、作品の名物となりました」と名演に感謝し「西田さんは、『ドクターＸ』が日本中から愛される作品となった、紛れもなくその立役者でした」と悼んだ。