M-1王者が解散決意した相方の「漫才アレルギー」 事故起こし改心もくすぶる火種 「今後もわからない」に鬼越も驚き
お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が、YouTube「鬼越トマホーク喧嘩チャンネル」に出演。自身の半生を振り返る動画の中で、M-1優勝後にコンビ解散を決意した瞬間を明かした。
2008年にM-1優勝を果たしたNON STYLEだが、売れるにつれて相方の井上裕介がテレビ出演を優先し、2015年頃から「井上の漫才離れがひどくなった」時期があったという。そして石田が「解散を決めた」出来事が起こった。
ある地方営業でのこと、台風の影響で出演芸人の会場到着が大幅に遅れ、予定通り会場に着いたのはNON STYLEと宮川大助・花子だけ。吉本社員からネタ時間の引き延ばしを頼まれ、石田は「花子師匠が『全然いいよ!大助花子で30分やって、私1人で漫談で1時間やるで』って言っているのを聞いていた」という。「その流れでオレらの所きて、10分出番ですけど、20分やってもらうことは可能ですかね?って言ったら井上が『あ、やらないです。それギャラ倍になるんですか?やらないです』って」と、当時の井上の対応ぶりを明かした。
石田曰く、井上が「ホンマに漫才アレルギーになっていた時代」だといい、舞台上でなんとかネタを引き延ばそうとしても、まったく応じず。そして「終わった瞬間にあーもう解散しようって。当時のマネージャーにもう辞めます」と伝え、吉本側から止められても考えは変わらなかったという。
その直後の2016年12月、「余地をください、って社員たちが食い下がっている頃」に井上が事故を起こして活動を自粛することに。井上は書類送検、不起訴をへて欲年3月に復帰。解散もうやむやになったが、石田によると「やっぱ人ってそんな変わらないんですよ。いったんは向き合ってくれたけど、そらテレビ好きやもん」と、井上の漫才アレルギーが完全に消えたわけではないという。「今後もどうなっていくかわからない。定期的にもめてるんでね」と、苦笑気味に語っていた。話を聞いていた鬼越トマホークも「本当に違うのよ人間が」と、声をそろえた。