長年共演のフリーアナが明かした ピーコさんの「さみしがり屋」な一面 「あんな繊細な人も珍しい」

 フリーアナウンサーの山本浩之アナウンサーが21日、MBSラジオ「ヤマヒロのぴかッとモーニング」に出演。9月3日に敗血症による多臓器不全のため亡くなった、ファッション評論家のピーコさんを偲んだ。

 山本アナはかつてMCを務めたカンテレ「FNNスーパーニュースアンカー」や、MBS「ちちんぷいぷい」でピーコさんと長年共演。ピーコさんの誕生日には毎年お祝いしていたといい、「とにかく美食家で、お酒も、まず食事はシャンパン。『アンタも飲むの?』って言って、『絶対にアンタなんかシャンパンの味なんてわからないでしょ』みたいなことを言いながら注いでくれて、細やかな気配りでね。あんな繊細な人も珍しいですよね。めっちゃ言い方きついんやけど、愛情にあふれたね」と、懐かしんだ。

 さらに「さみしがり屋でね。放送が終わったら誰かに声をかけてご飯に行ったり。一軒だと物足りないのか、『ちょっと1、2杯付き合いなさいよ。どうせヤマシロ(山本アナ)なんてこんな高いお酒飲んだことないでしょ!』って」と、ピーコさんの素顔を明かした。

 ある時、一緒に飲んだワインを気に入り、ラベルを写真に撮って保存していると、「(ピーコさんが)ホテルの人にお願いして、ラベルを上手にはがしてもらって、『はい、これ先週、アンタが飲んでたヤツ!』って(渡してくれた)」という。「めちゃくちゃ細やかやん。人のために惜しまずにいろいろとやってくれる人でした」と、故人の優しさを思い返していた。

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