三谷幸喜氏 西田敏行さん弔問「本当に大切な大先輩」1時間半対面 妻夫木、深津と「マジックアワー」の思い出話
劇作家で脚本家の三谷幸喜氏が21日、17日に虚血性心疾患のため76歳で亡くなった俳優・西田敏行さんの自宅を弔問に訪れた。この日は、自身が監督を務めた、映画「ザ・マジックアワー」に西田さんとともに出演した妻夫木聡や深津絵里も弔問に訪れた。
約1時間半の対面を終えた三谷氏は、報道陣の取材に応じ、「僕にとっては、本当に大切な大先輩でした」と西田さんの思いを明かした。妻夫木や深津とも久しぶりに会ったといい、当時の思い出話でお別れをしたという。
三谷氏は「自分の宝物だと思ってる西田さんのお言葉があって」といい、映画撮影時のエピソードを明かした。
「(マジックアワーで)佐藤浩市さんがナイフをなめるシーンが(あって)、何回もなめるんで、西田さんが『そんなに気に入ったんなら、持って帰りなさい』(という)セリフを書いたんです。それを西田さんが台本でお読みになって『こんな面白いセリフを本当にありがとう』と。『このセリフを早く言いたい』って、打ち合わせの時におっしゃられて、それはもう、僕の大好きな西田さんが言ってくださるっていうのは本当にうれしくて宝物。今も心に残ってる」と語った。
そして「もっといっぱい一緒にお仕事させていただきたかった」と話した。