なにわ男子・大橋和也「言えるのは僕たちが変わることはない」 デビューから3年「想定以上」

 バラエティにドラマ出演と活躍の幅を広げる大橋和也(撮影・伊藤笙子)
 バラエティにドラマ出演と活躍の幅を広げる大橋和也(撮影・伊藤笙子)
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 なにわ男子の大橋和也(27)が「キラコテ」を届け続ける。遠藤憲一(63)主演のテレビ朝日系ドラマ「民王R」(22日スタート、火曜、後9・00)に出演し、俳優としての活躍を見せている。さらにグループとしては11月から来年1月にかけて台北、ソウル、香港を巡るアジアツアーを開催予定。世界の「なにふぁむ」(ファンの総称)との対面を待ち望み、アイドルとしての信念を語った。

 自然と周囲も明るくなるような笑顔だった。朝一番での取材となったが「よろしくお願いします!」と、テレビで見る姿と同じように元気だ。

 9年ぶりに復活する人気作への出演。決まった際に「年下の僕が言うのもアレなんですけど、(主演の)遠藤さんはめっちゃかわいいです(笑)」と、早くも36歳年上の遠藤をいじるコメントをしていたことについて聞くと「おっちょこちょいと言ったら怒られるかもしれないですけど、そういうところがかわいい」と真意を語り、さらに「僕も元気にやらせてもらっていますけど(遠藤が)それ以上をいっている。本当に僕よりキャピキャピしている」と実際に対面した印象を明かした。

 話題作への出演が決まり、個人としての活動も順調なところだが、グループとしてもデビューから3年目で勢いに乗っている。「この3年は想定以上だった」と振り返り、「自分たちで『この夢をかなえような』って言ってデビュー前に神社で書いて願ったことが全部かなった。周りの方々のおかげで期待以上のことができた。だから夢を見つけることも3年目の課題」というほど充実してきた。

 ただ、デビュー後のこの3年は順調なことばかりではなかった。特に昨年から今年にかけてはこれまでにない変化の時を迎えた。それでも、大橋のアイドルとしての信念が揺らぐことはなかった。

 「言えるのは別に何も僕たち(タレント)が変わることはないということ。僕ら以上に不安になってしまった周りの方々がいらっしゃったので、その不安を取り除けるようなキラキラで関西なのでコテコテも入ってキラコテを皆さんに広めて元気になってもらおうかなと思った」

 さらに笑顔で言葉を続けた。「夢を与えるスーパーヒーローになりたいというのも死ぬまで変わらない。ファンの皆さんはもちろん、スタッフさんも、別にファンじゃなくて僕を見てくださった人にも、ちょっと背中をドンと押してあげられるような存在でいたい」と理想の姿を思い描いた。

 今年は関西からAぇ! groupもデビューし、刺激となっている。「うれしい気持ちもありつつ、ライバルの意識はある」と言い、「でも、Aぇ! groupはギラギラでギラコテです。こっちはキラキラね。あちらはかっこいいじゃないですか。こっちはかわいいもありつつなので。そこは対照的ですけど一緒に関西から頑張っていけたら」と切磋琢磨(せっさたくま)していく。

 11月から来年1月にかけては台北、ソウル、香港を回るアジアツアーを開催する。過去には事務所の先輩のSUPER EIGHTらもアジアでのライブを成功させた。「日本に広まって世界に行って、宇宙まで行くというのが僕の目標だった。こんなに早くアジアにいけるとは」と自身でも驚き、「海外の『なにふぁむ』のみんなが僕たちを迎えてくれるというのがすごいうれしくて楽しみ。日本でも海外でももっともっとファンの皆さんと会えるように頑張っていきたい」と目を輝かせた。

 そして、真剣なまなざしで言葉は熱を帯びた。「事務所のアイドル像を日本だけじゃなくて、世界にも広めたいと思ってきた。そこはしっかりと皆さんに愛してもらいたい」。STARTO ENTERTAINMENTを引っ張る使命感も抱いている。

 大橋個人としての活動も夢は広がっている。関西からデビューしただけに笑いにはこだわっている。芸人での憧れには麒麟・川島明(45)を挙げる。「(お笑いを)しっかりと勉強したい。自分が言った言葉でドカーンとウケるようになって自分のバラエティー番組のレギュラーを持ちたい」と熱望。アイドルとしてマルチな活動で最高のエンタメを追求していく。

 ◇大橋和也(おおはし・かずや)1997年8月9日生まれ。福岡県出身、大阪府育ち。2009年4月に事務所に入所。2018年に結成された「なにわ男子」のメンバーとなり、21年11月にデビュー。グループのリーダーを務める。愛称「はっすん」。テレビ朝日系ドラマ「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」などに出演し、日本テレビ系「消しゴムをくれた女子を好きになった。」では主演。特技はダンス、アクロバット。血液型B。

 ◆「民王R Inspired by 池井戸潤」 15年放送の前作から9年ぶりに復活。今作では再び総理の座に就く主演の遠藤演じる武藤泰山が、毎話全国民の中の誰かとRandom(ランダム)に心と身体が入れ替わることに。前作(15年放送)の原作となった池井戸氏の同名小説から発想を受けたオリジナルストーリーが繰り広げられる。

 大橋は武藤の書生・田中丸一郎太役。親のコネで書生となり、政治に対しては無知で無垢(むく)なピュアな心を持った青年を演じる。「民王に出たいと思っていました。心の中に秘めてました」と感謝し「(前作から)9年越しにオファーをいただいてすごいうれしかった。『よっしゃ』」と言い、インタビューを見守る周囲の関係者も頬が緩んだ。

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