80~90年代超人気歌姫「歌うことが怖くなった」音楽活動やめた葛藤を吐露 ヒット曲だけ聴いて帰る観客「せつなかった」

 永井真理子(2019年撮影)
 「めざまし8」のインスタグラム@mezamashi8.tvから
2枚

 1980~90年代に活躍したガールズロックの歌姫、永井真理子(57)が22日、フジテレビ「めざまし8」に出演。ヒット曲の呪縛にさいなまれて「歌うことが怖くなった」ことから一時、音楽活動をやめた思いを吐露した。

 1989年にアニメの主題歌「ミラクル・ガール」、1990年にバラード「ZUTTO」が大ヒット。ショートカットのキュートなルックスで人気となった永井。ギタリストと結婚し、2児をもうけたあとの2003年、豪州に移住したという。

 「音楽的にもいろんなものを取り入れたかった。一つの分岐点になったらいいなと思った」と音楽的に新たな刺激を求めた移住だったが、音楽をやめてしまった。

 「新しい自分を見つけようと思って、勢いよく出たんですけど、でも後ろを振り返ったときに『(歌手として)勉強が足りなかったんじゃないか?』っていう後悔の方が膨らんで来ちゃった。歌うことが、声を出すことが、怖くなっちゃった」

 ライブでは「ミラクル・ガール」や「ZUTTO」だけを聴きに来て、曲が終わると帰ってしまうファンもおり「毎回葛藤でした。もっと私、いっぱい歌ありますよって。ヒット曲を歌わなくなっちゃった時期もあったんですよ。そうすると『残念』とか『せっかく聴きに来たのに』って。せつなくなっちゃって。つらい時期がありました」

 勢いがあったデビュー当時の記憶にさいなまれ、悩み、音楽から離れたという。

 10年間の豪州生活から帰国しても、音楽活動を始められずにいたが、ブログにはファンから復活をのぞむ声が寄せられ、心境に変化が生まれた。同世代のプリンセス・プリンセス岸谷香に相談すると「全然悩むことないよ。やれるよ」と励まされ、再起した。

 現在はライブ活動を行い、「ミラクル・ガール」も「ZUTTO」も歌う。「2曲があったからこそたくさんの方が私を見に来てくれるきっかけになった」「だったら代表曲はちゃんと歌っていこうと思えるようになった」と話した。

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