真木よう子「ミーハーなんです」 1話3分のショートドラマアプリ「BUMP」出演 新しいものにやたら参加したい!

 柔らかな笑みを見せる真木よう子(撮影・吉澤敬太)
 柔らかな笑みを見せる真木よう子(撮影・吉澤敬太)
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 女優・真木よう子(42)がドラマアプリ「BUMP」への出演で話題になっている。1話3分のショートドラマを配信する同アプリは、150万超のダウンロードを誇る。真木は23日に配信スタートとなる川島海荷主演の「インスタントループ」で川島の母親役を演じる。このほど都内でデイリースポーツの取材に応じ、女優としての今後や、15歳の長女への思いを明かした。

 1話3分のスピード感で視聴者を引き込んでいく新コンテンツがZ世代を中心に熱烈な支持を集めている。

 「私ってミーハーなんです。新しいものにやたら参加したいみたいな。今回の『BUMP』もそうですが、お声をかけていただかなければ、知らなかったであろうコンテンツを知ることができて。若い人はこういうのを見るんだって所から、自分も新しいものを吸収できて。例えば、娘もいるし、一緒に共有できたりも全然アリだなと」

 作品作りへの敬意や熱意に対して壁を感じたことはないと話す。

 「面白いことをしようと頑張って作品と向き合っている人がいて。そこに少しでも力添えができたらという気持ちです。演じる側としては他の映像作品と変わらないけど、作り手側が大変そうだったなとは思います。3分という時間の中で、どう飽きさせないかっていう課題が脚本や撮影にあって」

 劇中では50歳の母親役を演じる。「実年齢より上の役は今までなかったかも。でも、年齢はそんなに気にしていなくて。42歳の私が今まで生きてきた人生で、説得力を年輪として出せたら。そういう役者になりたいとずっと思ってきたので。かわいいと思われたい、キレイに思われたいという欲は、すごく少ない方です」と明かした。

 中学卒業後に女優を志し、25年以上のキャリアを積んだ今だからこそ、改めて感じることもあるという。

 「この年齢になったからなんでしょうけど、役者として今後、やってみたいのは、年を重ねた人が悩む姿でしょうか。守るもの、背負うものがあって、ある程度は諦めていたりとか。大人の状態でのくたびれた芝居をしてみたいっていう思いはありますね」

 実生活では、母として15歳の長女との生活を送る。

 「娘の方がスマートフォンで見られるアプリやコンテンツをよく知ってるので、そこに突然私が出てきて、びっくりさせてやりたいみたいな気持ちもありますよね」

 真木自身、現在の長女と同じ15歳の時に女優への道を決断したという。

 「娘もそんな年齢になったんだなと。今は絵を描くことに興味があって。ひたすら描いています。今はそれがやりたいことなんだろうなって。どんな形で応援できるか、お仕事として成り立っていくか。いろんな選択肢があって、どの道を選ぶかは自分自身の意思を尊重してあげたいですね。私がそういう風にやってきたから、それしかできないのもあるのかもしれないですが」

 15歳当時の自身とまな娘の姿を重ねつつ、穏やかな笑みを浮かべていた。

 ◇真木よう子(まき・ようこ)1982年10月15日生まれ、千葉県出身。2006年公開の「ベロニカは死ぬことにした」で映画初主演。同年公開の「ゆれる」で第30回山路ふみ子映画賞新人女優賞を受賞。14年の第37回日本アカデミー賞において「さよなら渓谷」で最優秀主演女優賞、「そして父になる」で最優秀助演女優賞をW受賞。俳優部門では35年ぶり2度目の2冠を飾り話題に。来年公開の映画「金子差入店」に出演する。

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