西田敏行さん 戒名は「芸月院敏那覚優居士」 雨の告別式、遺影の柔和な笑みに参列者も涙 最後の別れ

 虚血性心疾患のために17日に76歳で亡くなった俳優・西田敏行さんの葬儀・告別式が23日、都内の寺院で営まれた。祭壇は白を基調とした花に彩られ、中央には手を組み、柔和な笑顔の西田さんの遺影が置かれ、参列者たちの涙を誘った。位牌には戒名の「芸月院敏那覚優居士」という文字が刻まれた。

 明け方からの曇り空から、時折涙雨が落ちる中で営まれた告別式。公私で親しかった約50人が参列し、西田さんに最後の別れを告げた。同世代で苦楽をともにし、前夜の通夜にも参列した「五人会」メンバーの松崎しげる(74)や柴俊夫(77)、田中健(73)に加え、岸部一徳(77)、ハウンド・ドッグの大友康平(68)、大泉洋(51)、前田愛(41)らの姿もあった。

 午後0時過ぎの出棺時には、「五人会」のメンバーや大泉らの手によって白い棺が霊きゅう車の中へ。遺影を手にした家族が助手席に身を沈め、旅立つ西田さんに参列者が合掌する中クラクションが鳴り、車は静かに寺院を出発した。

 所属事務所によると、後日、「お別れの会」が開かれる予定という。

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