小泉進次郎氏「非公認候補への2000万円誰が決めた?」太田光から追及も「太田さん、誰が?って言いますけど」
衆院総選挙は27日、投開票された。各テレビ局の出口調査では自民・公明の与党がいずれも過半数割れするという厳しい結果をはじき出した。
TBSの選挙特番では、爆笑問題の太田光が出演。自民党の選挙対策委員長を務めた小泉進次郎氏に迫った。
23日に、非公認候補にも2000万円の活動費が支払われていることが明らかになったことを追及。党は「党勢拡大のための活動費」と説明したが、井上アナは「ここは相当ズレてるなと個人的に思った」と尋ねた。
小泉氏は「お話があった通り、理解を得られなくなって、批判が非常に強くなった後半の要因になったのは間違いない」と素直に認め、「厳しい情勢になったことは申し訳ない」とわびた。
太田が「党勢拡大のため、をどう説明?」と尋ねると小泉氏は「支部に対して資金を出すのは立憲民主党でもどこの党でもやっていること」と話した上で「非公認の候補も地元では支部長なんですね。支部長であることと、非公認であることの制度上の違いを選挙中に説明するのは難しい」と答えた。
「2000万円を決めたのは小泉さんと森山さん?」と聞く太田に、小泉氏は「選挙対策委員長はお金などについては差配をする立場にはありません」とキッパリ否定した。
「では誰が?」と聞かれると「太田さん、誰が?っておっしゃいますけど、厳しい審判が国民からくだっている要因というのは、2年前の冬から政治と金の問題がでてきてから、いまだに決着をつけることができていない、蓄積された厳しい思いが繋がっている」と明言を避けた。
太田は「小泉さんがそういう説明に終始されると、自民党を支持する人は失望するんじゃないか」「あらかじめ予想ができなかった?」と聞いたが「選挙対策委員長が使うわけではない。選対委員長として、自分が与えられた役割を全力で尽くすと。いかなる責任は選対委員長にある」と「誰が?」への明確な答えはなかった。