辻元清美氏と松井一郎氏バチバチ舌戦「高槻の人捨てた」「萩生田さんと友達?」前回維新候補に敗れくら替えも後継も返り討ちに
衆院総選挙は27日、投開票日を迎え、投票締め切りの午後8時に合わせて、テレビ各局は選挙特番を放送した。
読売テレビの「ten.総選挙」では前大阪府知事の松井一郎氏が出演。立憲民主党代表代行の辻元清美参議院議員が舌戦を繰り広げた。
2021年の総選挙では、大阪10区から出馬した辻元氏が、維新の新人候補に敗れ、比例復活もならず落選した。翌2022年の参院選で比例代表から当選した。今回の総選挙では、尾辻かな子氏を後継に指名し、応援にも駆けつけたが、放送時では維新候補が優勢だった。
前回の選挙で「維新はローカルなので眼中にない」と発言するなど、維新とは対立関係。それだけに東京の党本部から中継出演した辻元氏は、大阪のスタジオの松井氏とバチバチの雰囲気が漂った。
「辻元さん、どうも」という松井氏に「久しぶりですね、松井さん。元気でいてはんの?萩生田さんのとこまで応援に行って、仲いいの?あなた。友達なの?びっくりしたわ。評論家になってるやん、最近」と先制パンチ。
松井氏は「10区こうなってるのは、高槻の人は辻元さんに捨てられたと思ってるんじゃないの?」とカウンターをお見舞いした。「よう言うわ。そんなことないよ~」という辻元氏に「辻元さんがそのまま勝負すれば分からなかったのに。だって、辻元さん、維新をやっつけるのは私!ってずっと言っていたじゃない?じゃ、大阪にとどまらないと。有権者は裏切られた思いがあるんじゃないの?」と呼びかけた。
辻元氏は「一刻も早く国会に帰って仕事をしたかった」と話しながら「松井さんはいくつになったの?」と聞き「もう還暦。辻元さんよりちょっと下」と返す松井氏に「下やろ。で、引退してるわけやろ、松井さん。私も60過ぎてるから、次の若手にバトンタッチすることも総合的に考えて」と返答した。
それでも松井氏は「国会議員やってるじゃない?」と2人の応酬は続いた。