立憲民主党の辻元清美代表代行が２７日、フジテレビ系の選挙特番「ＬＩＶＥ　選挙サンデー」に中継で出演。番組ゲストの前大阪市長・橋下徹氏の指摘に気色ばむ場面があった。

　出口調査では大躍進が伝えられた立憲民主党だが、辻元氏は「まだわかりませんよ、接戦のところもありますから、緊張してます」と淡々。それでも「野田政権を作りにいく？」との問いには表情を和らげ「作りにいくということになりますけど、まだちょっと何とも言えない」と答えた。

　また、立民が苦戦した３年前の選挙特番で辻元氏と論戦を展開し、辻元氏から「橋下さんのこと好きなんですよ」と“告白”された前大阪市長・橋下徹氏もゲスト出演し、辻元氏に「今回は良かったですね。立憲の勢いね」と水を向けると、辻元氏は苦笑いし「あらま、橋下さん、えらい今日はなんかトーンが違いますね、私に対して」と対応した。

　さらに橋下氏は「今回、野田（佳彦）さんの、あの雰囲気こそが無党派層をひきつけたと思うんですよ。辻元さんとか蓮舫さんとか安住さんとか、僕らが野党、立憲民主党って思い浮かべるような人たちが影が薄かったから、辻元さんたちが表に出なかったから、無党派層が来たと僕は感じてます」と指摘。「冷静に考えて、今までの立憲民主のやり方じゃなくて、野田さんのようなやり方がやってきたら無党派層ひきつけられるんだって認識されました？」と質問した。

　これに辻元氏はやや気色ばんだ様子で「あのね、橋下さん、あんまり目立ってなかったっておっしゃるんだけど、相当私らも応援行ってるわけですよ」と反論。「政治はバランスだと思うのでね。やっぱり相当な幅を持って、いろんな議員がいるということを有権者の皆さんにお示ししようというのは、相当工夫はしたわけですね。で、前回の選挙衆議院選挙から、候補者の選定も含めて、相当、緻密にやってきたんですよ」と力説した。