民放選挙特番の「裏金マーク」に賛否両論 「ナイスアイディア」「一目で分かっておもしろい」「印象操作」「野党議員にもつけろ」
第50回衆議院議員選挙の投開票が27日、行われた。投票終了の午後8時前から、民放各局が選挙特番を放送。各局、自民党の政治資金収支報告書に不記載があった議員に対して“裏金マーク”を付記して報じた。
日本テレビ系「NNN衆院選 zero選挙2024」では、番組冒頭で自民党の高市早苗候補の当選確実と、丸川珠代候補の落選確実を報道。丸川候補の名前の上に「ウラ金」と書かれたマークを付記した。
このマークにネット上では「裏金議員にウラ金マーク付いてるの笑うわ」「日テレ選挙速報のウラ金マーク、ナイスアイディアじゃない?」などと好意的な意見が多く上がった。一方で「zero選挙 報道の仕方がおかしくないか ウラ金マークとか他にもいろいろ印象操作するような表現」「ウラ金マークはアリなのか? そんな議員を庇う気はさらさらないが 報道姿勢に疑問を感じる」などと批判の声も多く寄せられた。
また、テレビ朝日系の「選挙ステーション2004」では、不記載議員の名前に、印鑑のように○の中に「裏」と書いたマークを付記。これにも「『裏』マークが面白くてずっと笑ってる」「裏マークのおかげで誰が裏金議員か一目で分かっておもしろい」といった賛同意見や、「裏マーク付けるってホント何?ものすごく不快」「不記載だった野党議員にもつけろよ」といった批判意見が上がった。
フジテレビ系「Live 選挙サンデー」では「裏金」という言葉は使わず、「不記載」マークを添付。TBS系列「選挙の日」では「裏金問題」というマークを添付した。テレビ東京系「集まれ!総選挙ライブ」では、一切特記はされなかった。