石破茂首相 公明党へ謝罪の言葉「ご負担、ご迷惑を…」 国民感覚とのズレ指摘には「承知している」
第50回衆院選は27日に投票、即日開票された。自民党の単独過半数割れが確実となった中、自民党総裁の石破茂首相は、テレビ朝日系の選挙特番で取材に応じた。
石破首相は、ニュースキャスターの大越健介氏から「自民党が政権を長い間担当する間に、少し国民感覚とズレができてしまったんではないかという声をよく聞きます」と前置きされ、非公認候補にも2000万円の活動費が支給されていた一件も「ズレ」を生じさせたのではないかと指摘されると、「それは承知してます」と回答した。
自民党の単独過半数割れが確実となったのは政権交代を許した2009年以来。石破首相は「やっぱり私どもも政権復帰以来ずっと長く政権を担当させていただいた」とした上で「常に常に自らを律していかねばいかんのですけれども、どっかに緩み、おごり、そういうものがあったことは私自身反省をいたしておるところでございます」と険しい表情で語った。
また、公明党と合わせて与党で過半数の議席確保ができるかが最大の焦点となっている現在の情勢の中「やはり自由民主党のいろいろな政治と金の問題で公明党の皆様方にご負担をかけたこと、ご迷惑をかけたということは私は事実だと思っております」と公明党へ謝罪の言葉を口に。「ですから公明党の方々の本当に真摯な姿勢というものにきちんとお報いするような党で私らはあらねばならないと思っております」と続けた。