音喜多駿氏、落選翌日からの現実問題生々しく 「拷問」駅立ち、失職秘書の給与やりくり
衆院選挙で落選した日本維新の会・音喜多駿氏が29日、Xを更新。「落選した議員は翌日から何をするのか」と題し、完全落選した議員のやるべきことを記した。
音喜多氏は東京1区で立候補するも、立民の海江田万里氏に敗れ、比例復活もならず。「完全落選」「5年ぶり2度目の落選」と記した。
「さて、落選すると議員はどうなるのか。翌日から何をするのか」と切り出すと、「まずこれは当落に関わらずではありますが、投開票日明朝から報告の駅立ちを行います」といい、今回も駅立ちを行うも「落選した後の挨拶まわりは本当に苦しい!拷問!」と率直な気持ちを吐露。「たった1時間の駅立ちが、何時間にも感じられます。なにせ、落選したって言い続ける報告ですからね。逆に当選した後だと、これがまた楽しくて仕方ないのですが、まあそれはそれとして」とつづった。
その後は事務所に戻り、支援者や関係者、応援してくれた同僚議員などにお礼の電話掛けを行うと言い、その合間に「秘書たちの雇用・生活を考えねばなりません」と、一緒に失職となった仲間の再就職先を探すという。「なんとか手元に残った政治資金と、貯金を切り崩してかき集めたお金で、最低でも1~2カ月分の給料はみんなに出し、その間に彼らの再就職先を見つけないと」と生々しい記述も。
また選挙区内の事務所も「すぐに解約できるわけではないので、この家賃の目処もつけなければならず」。議員会館からの引き揚げ、預かって貰っていた大量の荷物も戻ってくることから「その保管方法も考えないと」とやることは数多くあるようだ。
「あれこれ考えて貯金通帳の残高を眺めては、途方に暮れて」という日々だが「正味、明るいことなんてなんもなくて、ふと気が付くとどん底に落ち込みそうな気分の時もありますが、下を向いても仕方ないし、共働きのわが家の場合は妻の支えもあるので、子供達と過ごす時間を増やしながら、前向きに一つ一つ乗り切っていきたいと思います」と結んでいた。