イッセー尾形、約10分の一人語りが圧巻過ぎる NHK「宙わたる教室」ネットで反響「必見」「贅沢な時間」
29日に放送されたNHKドラマ「宙わたる教室」では、定時制に通う長嶺(イッセー尾形)が、若い生徒たちに自分が定時制に通っている理由を打ち明ける。ドラマではこのシーンは約10分、イッセーのほぼ一人語り。ネットではイッセーの圧巻の演技に感激の声が上がった。
「宙わたる教室」は、新宿にある定時制高校が舞台。理科の藤竹(窪田正孝)のクラスにいる長嶺は、英語の授業中に、若いクラスメートと衝突。寝ている生徒、スマホをいじる生徒、タブレットで何かを聞いている生徒を見て勉強する気がないなら出て行け!などと怒鳴り散らし、若い生徒たちは長嶺がいる授業をボイコットする。
特に金髪で科学部の柳田(小林虎之助)とは相性が悪く、顔を合わせればケンカ腰になってしまう。そんなある日、長嶺は柳田があるビルの中に入っていくのを見てしまう。こっそりそのビルに入ると、長嶺は読み書きの教室に通っていた。文字の読み書きの障害を抱える柳田は、タブレットで音声教科書を聞いていた。それをさぼっていると思い込んでいた長嶺は、以前から藤竹に提案されていた自分の体験を話すことを了承する。
藤竹から「就職の話をする」と言われた生徒たちは教室にやってくる。そこで長嶺の話が始まり、柳田は「ジジイの話なんか聞いてられっかよ!」と激怒。他の生徒も拒否反応を示すが、藤竹は構わず長嶺に話をさせる。
長嶺は、自分が集団就職で東京にやってきたときの悔しさを語り出すと、その後、自分よりも定時制高校に行くことを熱望していた妻のことを話し出す。最初はぶ然としていた生徒たちも、次第に長嶺の話に引き込まれていく。
この長嶺の一人語りは約10分に渡って繰り広げられた。途中、生徒のアンジェラが妻とのなれそめを聞きたいと質問した以外は、ほぼイッセー尾形が1人で語り続けた。
このシーンはネットでも反響を呼んだ。「今回はイッセー尾形さん演じる長嶺さんに涙が止まらんかった」「イッセー尾形さんの一人芝居の舞台観に来たんかって思うくらい、贅沢な時間だった すごかった。心鷲掴み」「イッセー尾形さんの演技が素晴らしすぎた」「イッセー尾形さん、すごいな。聞き入っちゃったよ」「イッセー尾形さんすごい…ほんとに必見 4話も良すぎた号泣でした」「凄いのは映像を一切使わず、イッセー尾形さんの10分にも及ぶ独白で、視聴者の脳裏にその映像が浮かび上がってくる事。素晴らしいとしか言いようが無い。イッセー尾形さんの語りだけでも観る価値あって、心が震えた」など、絶賛の声が相次いでいた。