TBS龍宝社長 西田敏行さんとピーコさんを哀悼「本当にお世話になった」
TBSの定例社長会見が30日、都内の同局で開催。TBSテレビの龍宝正峰社長が、17日に虚血性心疾患のため76歳で亡くなった俳優・西田敏行さんと、9月3日に敗血症のため79歳で亡くなっていたファッション評論家のピーコさんを追悼した。
西田さんは「俺の家の話」や「タイガー&ドラゴン」など、TBSドラマに多数の出演を果たした。龍宝社長は「本当に素晴らしい演技を見せていただいて、本当にお世話になった方でございます」と感謝を述べた。
今年1月期の「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」にも出演し、龍宝社長は「重要な役を演じていただきまして」とした上で、「その時の制作スタッフの方からは『撮影中やリハーサルの最中も常に共演者やスタッフに対して、ほほえみを絶やさず、優しい言葉をかけていただいた。西田さんは太陽のような方』という話を聞いております」とエピソードも披露。「本当にエンターテイナーとして素晴らしい方だったと思いますので、逝去に対して謹んで哀悼の意を示したい」と話した。
またピーコさんについては「われわれとしては、『ジャスト』という番組で『辛口ファッションチェック』というコーナーを担当していただきました」と回想。「ピーコさんらしい辛口の中でも愛ある褒め言葉。それが多分ピーコさんの人柄を表したものだったんじゃないかなと思う」と続けた。
当時の「ジャスト」のスタッフからは「本当に普段からピーコさんは気遣いで優しい方だった」と聞いたとし「そういうことが伝わるからこそ、辛口でもチェックしてもらいたいっていう方がいっぱいいたんじゃないかなと聞いております」と説明。「ピーコさんに関してましても、これまでの功績に深く敬意を表し、謹んでお悔やみを申し上げたい」と述べた。