テレビ東京は３１日、都内で定例社長会見を行い、ロケバス内で女性に性的暴行をしたとして、不同意性交などの容疑で書類送検されたお笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二（４２）の問題を受け、番組制作の安全性について改めて注意喚起を促したと公表した。

　斉藤慎二は１３年から人気番組「ウイニング競馬」のＭＣを務めていた経緯もあり、吉本興行関係者が同局を訪れ、説明を受けたという。長田隆常務取締役は「弊社としては非常に遺憾であると申し上げると同時に、改めて吉本興業さんのタレントさんは数多くの番組に出ていただいてますので、しっかりとガバナンスの強化をしっかりやっていただきたいという申し入れをしております」と要請したことを明かした。

　社内におけるテレビ東京の番組制作安全上の管理について同常務は「番組制作におけるきちっとしたガイドラインをハンドブックにしておりまして、安全確保ですとか、周囲の方に不快な思いをさせないとか、そういうことも含めて日頃から徹底しております」と言い、制作に臨む注意点をガイドラインにしていると言及した。