テイチク90周年 同じ青がイメージカラーのドジャース&横浜DeNAから刺激
文化放送の地域連携型リスナー感謝イベント「浜祭」が4日、東京・増上寺で開催された。同じ浜松町に本社を構え、創立90周年を迎えたテイチクエンタテインメントとのコラボ企画が行われ、テイチク所属の歌手7人が公開収録に臨んだ。
テイチク在籍年数最年長の川中美幸(68)のほか、杜このみ(35)、青山新(24)らが出演し、テイチク70周年の際に制作された楽曲「こころのこだま」を熱唱。増上寺の境内から雲一つない青空に歌声を響かせ、観客2000人を魅了した。
公開収録後、川中は「デビュー当時って公開収録の番組がたくさんあった。昭和の古き良き時代が戻って来た」と懐かしげ。テイチク在籍47年で「パッと見渡したら、最年長なんです」と苦笑いを浮かべて、「まだご恩返しができていない。いい歌は届くことを信じ、心を一つにして皆で頑張って、テイチクレコードを盛り上げて行きたい」と思いを新たにした。
4年ぶりにワールドチャンピオンに輝いたドジャースのカラー、26年ぶりに日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズのカラー、テイチクのイメージカラーも青だ。川中は「今年は正月は(震災などで)歌う気持ちになれなかった。大谷さんの姿を見ていて、親戚でもないけど、元気になっている自分がいる」と感銘を受けたといい、青山は「スポーツの力がすごいけど、僕ができるのは歌の力。皆さんにも『歌を聴くと元気が出る』と言っていただける。歌の力を信じて全国に届けたい」と人々の心を癒やすことを誓った。