グラビアでも注目の女流雀士・高宮まり Mリーグ7シーズン目の今を語る
麻雀プロリーグ戦・Mリーグの女性雀士に思いを聞く本企画に、グラビアでも活躍する高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)が登場。リーグ創設から参戦し、7シーズン目の今季を闘う今を語った。
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-対局中、グラビアでの写真、ご自身のユーチューブと、その時々で表情が全然違う。スイッチを入れ替えているのか。
「入れ替えるというか、自然に替わるという感じです。ちょっと気分屋なので、意識的に替えられているわけではない。どれもこれもちゃんと気持ちが入っている時は、自分でもすごくスイッチが替わっているなっていう感じはしますね」
-対局直後のインタビューでは、ほんわかとした“高宮ワールド”も。
「そうですね、普段はちょっと…(笑)。グラビアの時や対局の時は集中しなきゃと思って臨んでいるので、ちゃんとメンタルを作れているなと思いますが、本当にその時によるというか、気分で変わっちゃうんですよねえ」
-夜に対局が始まるMリーグに向けては、どうやって気持ちをつくっていくのか。
「元々、麻雀が好きですけど、最近スタイルチェンジをしてからはすごく自分の中でもより一層対局が楽しみになってきたんです。携帯のアプリに練習会のスクショとメモを全部貼ってあるので、それを見返したり、実際に練習会をしてから対局に行くこともあるので。これだけ皆さんといい練習をさせてもらっているのだから頑張らなきゃという気持ちに自然になっていきますね」
-Mリーグ創設から参加して7年目。創設当初から気持ちの変化は。
「参加し始めた頃はMリーグ自体も、私の麻雀自体もどういう感じになるのかちょっと未知だったというか…自分の麻雀に関しても少し迷っていたんです。でも、Mリーグのおかげなのかな。いろんなつながりから、今はすごくいい練習の時間を作れているので。気持ちはだいぶ変わったかなと思います」
-個人の目標として今季は『トップ8回』と具体的に掲げている。
「毎年毎年ポイントを目標にしちゃうと、後ろ向きな選択になったりするなと。Mリーグはトップを取ることが大きいし、私自身が昨年ぐらいから今までずっと練習会で基礎の基礎を見直すことをしていたんですね。それをもっと着順によってのバランスの取り方とかも意識していくブラッシュアップの段階になっているので、そういった意味でもやっぱりトップを取ることを意識できたらいいなと」
-チームのユニホームが今季からガラリと変わった。
「私はわりと蛍光カラーとかが結構好きなので、カラーリング自体は好きです。見ている方もようやくなじんできたのかな?最初はみんな新鮮すぎるってなっていたんですけど、少し目が慣れてきた頃かなと思います」
-周りの反響、評判は。
「初年度から応援してくださっている方とかは思い入れもあるので、ちょっと寂しいという意見もありましたが、楽しい思い出に変えていくのが私たちの役目。新しいユニホームでも一緒に思い出とか楽しい時間をつくっていけたらいいなと思っています」
-ファンの方々にメッセージを。
「今季が7シーズン目ですが、チームの優勝という一番楽しい時間を応援してくださる皆さまと喜びたいという気持ちは、もちろんあります。また日々の一回一回の対局で、とにかく麻雀を楽しんでいただきたいので、そういう魅力のある対局ができるように頑張っていきたいですね。毎回、自然とドラマが生まれますし、アガることで応援してくださっている方々も一層盛り上がると思うので、なるべくアガリを取りに行く麻雀を磨きつつ、バランスもしっかり自分で取れるような選手になりたいなと思います」
◆Mリーグ 優勝賞金5000万円を9チームで争う。1チーム男女混成の4人で構成。レギュラーシーズンの上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。さらに上位4チームがファイナルシリーズに進み、優勝を目指す。ABEMAで全試合無料生中継中。
◆高宮まり(たかみや・まり) 茨城県出身。KONAMI麻雀格闘倶楽部所属。2010年にプロ雀士となり、現在は日本プロ麻雀連盟に所属。152センチと小柄ながら攻撃的な雀風で人気を博す。18年にKONAMI麻雀格闘倶楽部から、ドラフト2巡目指名を受けてMリーガーとなった。グラビアでも活躍しており、最新写真集「淑女の休日」も発売中。