玉川徹氏 トランプ政権誕生に不快感「4年間イヤなニュースを見なきゃいけない」
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が7日、コメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏の当選が確実となったことについて、「これからの4年間、本当にイヤなニュースをずいぶん見なきゃいけない」と不快感を示した。
玉川氏は、トランプ氏の“スピード勝利”について「びっくりしました。本当、予想を裏切られたってところなんですが、ただもう決まっちゃったんでね」と苦笑い。トランプ政権誕生に対しては「これからの4年間は、例えば温暖化も、CO2が関係ないとか言うような人ですから」「日本にむちゃな要求をしてきそうな感じがあるんで、これからの4年間、本当にイヤなニュースをずいぶん見なきゃいけないなっていう感じがしますね」と不快感をあらわにした。
番組ではハリス陣営の敗因について、「米国経済はいいんですけど、物価が非常に高い。金利も上がってるので、ローン金利の負担もすごい重い、住宅も買えないと、そういった不満の強さというのが逆風だったのではないか」と指摘も。これを玉川氏は「だけどその原因って、(前回の)トランプ政権の時にものすごいお金をばらまいたから、その結果としてインフレになってるわけですよね。で、次の政権としてインフレを何とか抑えようとしたんだけど、それに文句つけて、また原因作った方がこうやって当選しちゃうってことなんですかね?」と、一貫してトランプ政権に批判的な立場を貫いた。
その上で「結局、どっちを選ぶかなんですよね。どっちの方がマシかってことでしょ」と選挙を総括。「そういう時に、世界に冠たるアメリカのトップっていうのは、強くなければいけないっていう風なイメージがあるんだろうと思うんですよ。その時に、女性であるということが、やっぱり影響したんじゃないかなと思うんですね」とし、「トランプさんが今回勝ちましたけど、前回勝った時の相手も女性候補なんですよね」「直接選ぶということになると、やっぱりまだ女性が選ばれるというのはなかなか難しい」と持論を展開した。