「突然キレる」トランプ氏 安倍晋三氏にも1回キレていた「実は決裂」岩田明子氏が明かす ゴルフ場カート1対1機密会話も 石破首相は
元NHK記者の岩田明子氏が7日、フジテレビ「めざまし8」に出演。番組では米国大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利したことを特集した。
今後、石破茂首相がトランプ氏と渡り合うことになることがテーマになると、岩田氏は安倍晋三元首相を長く取材した経験から、「トランプさんはトップダウンで物事を決め、トップ同士のビックディールが好きな人です」と指摘した。
仮に相手がカマラ・ハリス氏であれば「当局の積み上げで首脳会談」の段取りで良いが、トランプ氏の場合は「大きな要求をしてきた時も、トランプさんに直接対抗しないといけない」として、トランプ氏の癖を知り、側近とのパイプも必要と指摘した。
安倍氏は直接取引で、有利に持ち込んでいたと解説。トランプ氏との関係を「最初のつかみがOKだった部分はありました」とし、ゴルフ場でもバンカーでこけて笑い合ったりして「カートの中で1対1で、北朝鮮や中国とか、いろんな本音の話をして、非常に大きい情報」が入っていたという。
岩田氏は「トランプさんは、好き嫌いが激しく、突然怒ったり、ちょっと理屈に合わない行動をとることもあるんです。それを分かっていれば」と説明した。
「安倍さんも1回決裂したこともあったんです、実は貿易交渉の時に」と明かした。TAG協定を日本主導でまとめていった際に「突然キレた時に、突然キレるというのも分かってましたので、冷静でしたね」と、周囲の閣僚は慌てていたが、安倍氏は冷静に対応していたと明かした。