西山朋佳女流三冠 敗戦で女性初棋士へ崖っぷち「次回も課題を持って挑めれば」

 女性初の棋士を目指す将棋の西山朋佳女流三冠(29=白玲、女王、女流王将の三冠)が8日、大阪市内でプロ棋士編入試験5番勝負の第3局へ臨み、上野裕寿四段(21)に敗れ、成績を1勝2敗とした。

 西山女流三冠が、上野四段に109手で敗戦。1勝2敗となり、プロ棋士編入には残り2戦全勝が条件となった。「実戦ではあまり指していない」という四間飛車で、昨年の第54期新人王戦を制した実力者と互角に渡り合ったが、勝利には至らず。それでも「新しいことを試して充実感は得ましたので、次回も課題を持って挑めれば」と話した。12月の第4局では、高槻市へ移転する新たな関西将棋会館で、宮嶋健太四段(25)と対戦する。

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