橋下徹氏 松本人志の訴訟取り下げ「当初にこの発表になっていれば大きく流れが変わった」と惜しむ
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が9日、カンテレ「ドっとコネクト」に出演。昨年12月発売の「週刊文春」の報道に対する訴訟を取り下げたことを8日に発表したダウンタウン・松本人志について言及し「当初にこの発表になっていれば」と、今年1月に芸能活動の休止を発表し徹底抗戦を経ての帰結を惜しんだ。
松本を巡っては、昨年12月27日発売の「週刊文春」が、都内のホテルでの飲み会で性的行為を強要されたとする女性の証言を掲載。松本は1月8日に「裁判に注力するため」と芸能活動の休止を発表しつつ、自身のX(旧ツイッター)で「事実無根なので闘いまーす」と宣言し、女性に性的行為を強要したとの報道で名誉を毀損(きそん)されたとし、発行元の文藝春秋などに5億5000万円の慰謝料を求めていた。
橋下氏は「当初にこの発表になっていれば、大きく流れが変わっただろうなと思います。松本さんの気持ちがまだ整理されてなかったということであれば、周りがもっと。今の時代、飲み会の席のところの事実は認めた上で気持ちを害したんであれば、そこは徹底謝罪。もうちょっと周りの方が言ってあげることできなかったのかなーと思いますが。本人は熱くなってますからね」と慮った。
さらに「犯罪のところは松本さんも性犯罪を否定したかったんですよ。性犯罪を否定したかったんですけど、そこだけじゃなくて飲み会とかそこはどうなの、っていうところも文春の記事だったわけですね」と解説。「今回の裁判というのは記事全体が表現の自由で保障されるかどうかなので、飲み会とかそういうところの事実もひっくるめてこれが表現の自由として守られるかどうかだから松本さんもうちょっと射程を広げて、飲み会のところまで視野を広げて対応してもらいたかったなっていうことで残念ですね」と話した。