橋下徹氏 無効票発生が濃厚の首相指名選挙に猛反対→提言「そうなってくると二大政党制に」 MC石井アナも「面白い!」

 9日放送のカンテレ「ドっとコネクト」が11日に迫った首相指名選挙を取り上げ、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が決選投票のあり方に物申した。

 番組では首相指名選挙の流れを説明。衆・参国会議員が投票し過半数に届かなければ上位2名の決選投票に進み、多数の票を獲得した方が首相となるが、先の衆議院選挙で28議席獲得と大躍進した国民民主党・玉木代表は「1回目も2回目も玉木と書く」としており、38議席の日本維新の会・馬場代表も同じように表明していると紹介。衆議院選挙の結果、与党215議席、無所属を除く野党は238議席となった。

 MCの石井亮次アナウンサーに「多分…ていうか橋下さん、石破さんなんでしょ?」と聞かれた橋下氏は「そうですね。自民党の中でも今のこの状態を引き継いでオレがリーダーやるっていう人材そんなにいないですから、まあ石破さんになるんでしょう」と肯定。

 「ただこの仕組み自体が、決選投票で」と、決選投票に残った2人以外の名前を書くことができる現制度には猛反対。「国会議員が国のリーダーを決める1票を持ってるんですよ。でもそれが無効票になるってどうなんだと。今の憲法上は仕方がないんでしょうけど、本来だったら決選投票に残ったうちで必ずどちらかに入れなきゃいけないっていうことをしないと」と提案し、石井アナも「あー面白い!」と賛成。

 橋下氏は「玉木さんは私に票を入れてもらったんだから、そこに石破さんと書く、野田さんと書くっていうのは裏切りになるって言うんだけど、国全体の仕組みで考えれば、玉木さんに入れたとしても決選投票に残った必ずどちらかに入れなきゃいけない、そうなってくると二大政党制に近づいてくるんですよ」と力説していた。

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