宝塚 異色の専科スター凪七瑠海 本拠地に別れ サヨナラショーも開催
2025年1月19日付で退団する宝塚歌劇団専科スターの凪七瑠海(なぎな・るうみ)が10日、本拠地・宝塚大劇場に別れを告げる。「エンジェリックライ/Jubilee」本公演後にはサヨナラショーが開催される。
本公演は花組新トップスター永久輝せあの本拠地お披露目公演。「エンジェリックライ」で凪七は物語の鍵を握るイケオジな宝石商フェデリコ役。ショーではサヨナラらしいシーンがちりばめられ、大階段は永久輝、新トップ娘役・星空美咲の手前で階段降り。大きな白い羽根を背負っている。
トップスターやトップ娘役以外でサヨナラショーが開催されるのは珍しく、近年では星組・愛月ひかる(21年12月)、月組・美弥るりか(19年6月)らが上演したのみとなっている。
2003年、89期生として宝塚歌劇団に首席入団した凪七は貴公子然とした男役だけでなく、女役としても活躍。16年9月に専科へと異動後も、各組に主要な役で出演。外箱で主演するなど、独自の活躍を見せた。23年にはトップ、もしくは次期トップの主演が慣例の全国ツアーでも主演している。
同期には元花組トップの明日海りお、元雪組トップの望海風斗、元星組トップ娘役の夢咲ねね、同時期に月組を支えたスターの美弥、宙組スターの七海ひろきらがいる。
また花組スターの綺城ひか理(あやき・ひかり)、泉まいらも同公演で退団する。