田崎史郎氏 維新代表選に吉村知事「やれるのか。東京組は冷ややか、大阪の方には申し訳ないけど」 万博も東京組が助けてと頭下げてると
政治評論家の田崎史郎氏が13日、TBS「ひるおび」に出演。番組では、衆院選で日本維新の会が議席を減らし、馬場伸幸代表が退陣、12月1日投開票の代表選に吉村洋文共同代表(大阪府知事)が出馬表明したことを取り上げた。
田崎氏は「自公との距離感。大阪から見てると自公とべったりにならないほうがいいとなる。東京にいらっしゃる方々からすると、さまざまなことを実現するためには自公と協力しなきゃできない」と語った。
紆余曲折ある大阪・関西万博に関しても、中央省庁の優秀な官僚の力も借りているとし、「それは東京組が官邸やその他に頭を下げて、助けてくれと頼んでいるわけです。そういうしがらみが東京にいると、いろんなところで出てくる。実態は権力と付き合わなければ関西万博もできない」と指摘した。
そのうえで吉村氏の代表選立候補に関して「府知事と党の代表は明らかに違うものだし、大阪の方には申し訳ないけど、政界の雰囲気は永田町で国会の中で見てないと分からないものがあるわけです。その部分を果たして吉村さんがやれるのか。東京組は、吉村さんが立候補したら、それでいいじゃないですかと。どうぞ頑張ってやってくださいみたいに、冷ややかな感じなんです」と語った。
「吉村さんがうまくやるためには、馬場代表や藤田幹事長や、遠藤国対委員長をうまく使っていかないと、実際はできないと思います」と分析した。