池端杏慈 あふれるヒロインオーラ 公開映画「矢野くんの普通の日々」で新たな一歩 今後は「アクションに挑戦したい」
女優の池端杏慈(17)が、ブレーク前夜の快進撃を続けている。23年から若手女優の登竜門となる「ポカリスエット」のCMに抜てきされ、きょう15日にヒロインを演じた映画「矢野くんの普通の日々」が公開。新星の素顔に迫った。
圧倒的な透明感の持ち主だ。切れ長の目を細め、柔和に笑う。ヒロインオーラにあふれていた。
FANTASTICSの八木勇征(27)が主演する映画「矢野くんの普通の日々」で実写映画初出演。超不運体質の主人公に恋心を抱く高校生・吉田清子をカラフルに演じ、女優として新たな一歩を踏み出した。
時に泥だらけとなり、白目をむいてぶっ倒れる。ラブコメらしいギャップでも魅せ「普段、白目をむくことがないので、ちょっと恥ずかしかったですが、思いっきりやりました!カットがいくつかあったので『白目をむいた状態から本番いきます!』と(指示され)白目からスタートしたり、白目をむく時間と回数が多かったので大変でした」とはにかんだ。
自身について「どっちかと言われたら不運タイプ」と分析し、直近のクラスの席替えで教卓の前の席になったと現役高校生らしく嘆く。「じゃんけんも弱いし、くじ運もないし、不運続きです」と苦笑いするが、仕事ではシンデレラストーリーを地で行く活躍ぶりだ。
中学2年生だった2021年、ファッション誌「ニコラ」のモデルオーディションでグランプリを獲得。当時を「外で鬼ごっこばかりしていたので真っ黒に日焼けしてました」と振り返る活発な少女は、専属モデルとしてデビューを果たした。
23年4月から綾瀬はるかや中条あやみらを輩出した「ポカリスエット」のCMで初となるダブルヒロインの1人に抜てきされ「この美少女は誰?」と話題に。女優を目指すきっかけの一つが綾瀬主演のドラマ「精霊の守り人」でもあり、運命的な縁の導きで王道を歩んでいる。
今後の目標を聞くと「アクションに挑戦したいです!鬼ごっこ育ちなので」と照準は明確。韓国ドラマ「マイネーム:偽りと復讐」に主演するハン・ソヒを例に挙げ「戦う警察官になりたいです。自分の身を投げ出してバチバチに生身で戦うのが憧れです。自信あります!」と燃えていた。
◆池端杏慈(いけはた・あんじ)2007年9月8日生まれ。東京都出身。2021年に「ニコラ」モデルオーディションでグランプリに輝き、同誌の専属モデルに就任。22年7月期のTBS系日曜劇場枠のドラマ「オールドルーキー」で女優デビュー。同年12月公開のアニメ映画「かがみの孤城」で声優初挑戦。23年から「ポカリスエット」のCMでダブルヒロインの1人を務めている。24年5月に「ニコラ」卒業。身長165センチ。