１８日のテレビ朝日「モーニングショー」では、兵庫県知事選で前知事の斎藤元彦氏が再選を果たしたことを特集した。

　斎藤氏は疑惑告発文書問題が端緒となり、県議会で全会一致の不信任決議を受けたが、自動失職を選んで、再選を目指した。番組ではＳＮＳなどネット情報が、選挙結果に大きく影響したと伝えた。

　コメンテーターの玉川徹氏は、「我々既存メディアは公職選挙法に非常に大きく縛られる」と述べ、基本全候補者を平等に扱うことが必要となるとし「本当は何か工夫してやらないといけないのかもしれないけれども、どんどん情報量が少なくなる」と語った。

　「法律で手足縛られちゃうんですよ、メディアは」とする一方で「ＳＮＳもひとつのメディアになってる中で、ここは縛られずに玉石混交の情報がどんどんネットにあふれてしまう」と指摘した。

　今回は、これらが「斎藤さんを当選させる方向に大きな力を持った。今後、いろいろ考えないといけない」と語った。

　また玉川氏は、当初は１７日夜に別番組で伝える予定だったとして、投票所で有権者に聞いたアンケートの結果を紹介。「嘘ついてるって話もいっぱいある」として、投票者の声には「メディアが嘘ついたと思った」「テレビ報道は間違ったことをわざとやってる」との内容を紹介。「投票した人が言ってる、現実に。この状況は我々既存メディアはどうしていかないといけないのか、本当に考えないといけない」と語った。